女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ ファイナル予選 グループA(日本/東京、室内ハード)は13日、「日本対カナダ」の第3試合のダブルスが行われ、青山修子/ 柴原瑛菜ペアがR・マリーノ(カナダ)/ K・クロス(カナダ)ペアを6-3, 5-7, 6-2の激闘の末にフルセットで破り、杉山愛監督率いる日本が2勝1敗の逆転勝ちで2年連続となるファイナル進出を決めた。また、第1試合のシングルスでは惜しくも敗れたものの、第3試合のダブルスに勝利した柴原は、試合後の会見で「リベンジの気持ちで試合に入った」と語った。
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2025年のファイナル予選は3ヵ国による6グループ(計18ヵ国)でラウンドロビン(総当たり戦)を実施。それぞれの対戦は、シングルス2試合とダブルス1試合で争われ、グループで1位となった国が9月に中国で行われるファイナルに進出できる。
ファイナル予選は各グループで1ヵ国がホストとなり試合をホームで行える。グループAは日本・カナダ・ルーマニアの3ヵ国で日本がホストになった。
11日にはカナダがルーマニアに3勝0敗で、12日には日本がルーマニアに3勝0敗で勝利している。
この日は日本とカナダがファイナル進出をかけ対戦。第1試合のシングルスでは世界ランク136位の柴原が同159位の V・エムボコ(カナダ)に4-6, 7-6 (10-8), 5-7のフルセットの死闘の末に敗れ、日本は1敗となり崖っぷちに立たされた。
後がない状況で第2試合のシングルスには世界ランク51位の内島萌夏が登場。内島は安定したプレーで同128位のM・スタキュジッチ(カナダ)に6-3, 6-3のストレートで快勝し、日本は1勝1敗に追いついた。
迎えた第3試合のダブルスでは杉山監督が動き、当初予定されていた青山修子/ 穂積絵莉ペアから、青山修子/ 柴原瑛菜ペアに変更して勝負に臨んだ。
ペアとしてツアー大会で10度の優勝を誇る青山と柴原はこの試合、5度のブレークを許したものの、リターンゲームでは8度のブレークに成功。フルセットの激戦を制し、日本を2年連続のファイナル進出へ導いた。
試合後の会見に登場した杉山監督は、青山/ 穂積ペアから、青山/ 柴原ペアに変更した理由について明かした。
「これだけ今、自信に溢れたプレーがシングルスでもできて、悔しいからこそ、この負けはコートで勝つという気持ちが瑛菜(柴原)にはあったと思うので、そういう意味でも100パーセント信頼してこのペアでいこうというふうに思いました」
また、第1試合のシングルスでは惜しくも敗れたものの、第3試合のダブルスに勝利しリベンジを果たした柴原は会見で「良い試合ができました」と笑顔で語った。
「久しぶりに青さん(青山)とダブルスができて本当に楽しくて。私はシングルスには負けてしまいましたけど、リレンジっていう気持ちでダブルスに入って、その勢いで良い試合もできたと思うので。相手もすごく強くて、2セット目でちょっと私の質が落ちてしまいましたけど、切り替えて3セットでまた良い試合ができるようになりました」
【日本vsカナダ 組合せ】
第1試合シングルス:柴原瑛菜 4-6, 7-6 (10-8), 5-7 V・エムボコ
第2試合シングルス:内島萌夏 6-3, 6-3 M・スタキュジッチ
第3試合ダブルス:青山修子/ 柴原瑛菜 6-3, 5-7, 6-2 R・マリーノ/ K・クロス
【ファイナル予選 グループA 日程・結果】
4月11日(金):カナダ 3-0 ルーマニア
4月12日(土):日本 3-0 ルーマニア
4月13日(日):日本 2-1 カナダ
【日本代表】
内島萌夏
伊藤あおい
柴原瑛菜
穂積絵莉
青山修子
【カナダ代表】
R・マリーノ
M・スタキュジッチ
V・エムボコ
K・クロス
A・アルセノー(カナダ)
【ルーマニア代表】
A・トドーニ(ルーマニア)
M・ブルガル(ルーマニア)
G・クラチュン(ルーマニア)
I・アマリエイ(ルーマニア)
M・ガエ(ルーマニア)
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