女子テニスのマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000)は日本時間25日(現地24日)、シングルス4回戦が行われ、世界ランク61位の大坂なおみは第6シードのJ・パオリーニ(イタリア)に6-3, 4-6, 4-6の逆転で敗れ4回戦敗退となり、ベスト8進出とはならなかった。試合後にSNSを更新した大坂は「エネルギーと思い出をありがとう」とつづった。
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27歳の大坂は同大会で2022年に準優勝を果たしており、今大会は1回戦で予選勝者で世界ランク108位のY・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)、2回戦で第24シードのL・サムソノヴァ、3回戦でワイルドカード(主催者推薦)で出場した同98位のH・バプティスト(アメリカ)を破り3年ぶりの16強へと駒を進めた。
対する世界ランク7位のパオリーニは今大会、初戦の2回戦で同37位のR・スラムコワ(スロバキア)を撃破し3回戦に進出。3回戦では第31シードのO・ジャバー(チュニジア)と対戦したが、ジャバーが第1セット途中で負傷棄権したためベスト16入りとなった。
序盤から激しいストローク戦となった4回戦の第1セット、大坂は1度ブレークを許すも自身は3度のブレークに成功し先行する。しかし第2セットで大坂は第1ゲームでいきなりブレークを許す。第4ゲームでは2度のブレークバックのチャンスを迎えるがこれを活かすことができずにこのセットを取り返される。
迎えたファイナルセット、大坂は第2ゲームでブレークポイントを握るがこれをものにできず。第5ゲームで強烈なフォアハンドウィナーを決められブレークのピンチを迎えた大坂は、パオリーニにミスを誘われ痛恨のブレークを許す。それでも大坂は直後のリターンゲームで鋭いバックハンドウィナーから2度のブレークバックのチャンスを掴むが、パオリーニの粘り強いプレーに凌がれ、1ブレークの差を埋めることができずに力尽きた。
試合後にSNSを更新した大坂は以下のようにつづった。
「マイアミ、本当に愛してます。エネルギーと思い出をありがとう!すぐに戻ってきます」
勝利したパオリーニは準々決勝で世界ランク34位のM・リネッテ(ポーランド)と対戦する。リネッテは4回戦で第3シードのC・ガウフ(アメリカ)をストレートで下しての勝ち上がり。
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