ジョコ撃破 6度目の対戦で初

ゲッティイメージズ
(左から)ジョコビッチとルード
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は13日にシングルス準決勝が行われ、第8シードのC・ルード(ノルウェー)が第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を6-4, 1-6, 6-4のフルセットで破り、6度目の対戦で初めてジョコビッチから勝利を挙げるとともに、同大会初の決勝進出を果たした。

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世界ランク10位で25歳のルードが同大会に出場するのは5度目。最高成績は2021年のベスト4となっていた。

今大会は初戦の2回戦で同45位のA・タビロ(チリ)、3回戦で第10シードのH・フルカチュ(ポーランド)、準々決勝で第14シードのU・アンベール(フランス)を下し4強入りした。

準決勝で顔を合わせることとなったのは同1位のジョコビッチ。ルードはこれまでジョコビッチと5度対戦し1度も勝利を挙げたことがなく、セットも奪ったことがなかった。

この日の第1セット、ルードは第5ゲームまでに2度のブレークに成功すると、第6ゲームで1度のブレークバックは許したが、リードを守り切りジョコビッチから初めてセットを獲得した。

しかし第2セットは、より攻撃的なプレーを仕掛けたジョコビッチに11本のウィナーを決められ、ルードは1ゲームしか奪えず1セットオールに追いつかれる。

それでもファイナルセット、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第10ゲームでルードはジョコビッチのミスを誘いマッチポイントとなるブレークポイントを握ると、最後はジョコビッチがダブルフォルトを犯し、ルードが6度目の対戦で初めてジョコビッチから白星を挙げた。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはルードのコメントが掲載されている。

「とても嬉しいよ。ずっと忘れられない日になるだろう。世界1位に勝ったことがなかったし、ノヴァーク(ジョコビッチ)に勝ったこともなかった。とても幸せだよ。今はちょっとショック状態だね」

「(最後のポイントで)彼がファーストサーブをミスしたとき、彼は驚異的なセカンドサーブで非常に多くのブレークポイントをクレイジーな方法でセーブしてきたから、一度でいいから、ダブルフォルトであってほしいと祈ったよ。そしたらそれを何かが聞き入れてくれた。もちろんダブルフォルトで試合が終わったのは残念だけど、ボールがロングだったのをみるのは、僕にとっては嬉しいことだったよ」

ルードがATP1000で決勝に進出するのは2022年4月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)以来約2年ぶり2度目。今大会で優勝すればATP1000初制覇となる。

ルードは決勝で第12シードのS・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは準決勝で第2シードのJ・シナー(イタリア)を下しての勝ち上がり。

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(2024年4月14日12時10分)
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