男子テニスで6月17日に開幕を迎えるシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は22日、昨年王者で世界ランク2位のC・アルカラス(スペイン)が出場することを発表した。
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ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)の前哨戦に位置づけられる同大会。昨年は第1シードとして出場したアルカラスが決勝で第7シードのA・デ ミノー(オーストラリア)をストレートで破り、芝大会初優勝を飾った。
ディフェンディングチャンピオンとして参加することとなる今大会。早々に出場が決まったアルカラスは「今年、シンチ・チャンピオンシップスに戻れることに興奮している。昨年タイトルを獲得したことは僕にとってとても特別なことで、ウィンブルドンに向けた完璧な準備となった。イギリスのグラスコートでのプレーは本当に楽しかったし、この夏にまた出場できることを楽しみにしている」とコメントした。
なお、20歳のアルカラスは今季3大会に出場。先月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)では準々決勝でA・ズベレフ(ドイツ)に敗れ8強。前週のIEB+アルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、クレー、ATP250)では準決勝でN・ジャリー(チリ)に敗れ4強となっていた。
そして現在行われているリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)に出場。昨年準優勝しており、ポイントの防衛を狙ったものの1回戦、試合開始2ポイント目で転倒。この影響によりゲームカウント1-1の時点で棄権を余儀なくされた。
負傷の状態については「主治医と理学療法士との面談の結果、グレードIIの捻挫との診断だった。捻挫で数日間プレーできない。ラスベガスとインディアンウェルズで会おう」としており、今後は3月3日にアメリカのラスベガスで行われる動画配信サービスの「Netflix(ネットフリックス)」が主催するR・ナダル(スペイン)とのエキシビションマッチ「The Netflix Slam」に参戦し、昨年優勝したBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、ATP1000)と4強入りしたマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)への出場が控えている。
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