前哨戦VもWBには「ジョコが来る」

優勝を果たしたアルカラス

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男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス（イギリス/ロンドン、芝、ATP500）は２５日、シングルス決勝が行われ、第１シードのＣ・アルカラス（スペイン）が第７シードのＡ・デミノー（オーストラリア）を6-4, 6-4のストレートで破って優勝を飾り、今季５勝目をあげた。アルカラスは優勝候補の一角として出場する７月３日開幕のウインブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）について「ノヴァーク（ジョコビッチ）が来る」と表現した。

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この試合に勝利すれば２６日付の世界ランキングで１位復帰が決まる２０歳のアルカラスは、７本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに７２パーセントの確率でポイントを獲得。２度のブレークチャンスをデミノーに与えたものの、これを凌ぐと、リターンゲームでは同じく２度のチャンスを得ていずれもブレークに繋げる勝負強さを見せた。

Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）を抜き５月２９日以来となる世界ランク１位復帰が決まったアルカラスは試合後、ウインブルドンでの自身の活躍に関しコメントを残した。

「（優勝する）チャンスはそんなに変わらないと思う。つまり、ノヴァークがウインブルドンに来るんだ。確かに今は、先週とかよりは調子良いけどね。もちろん、ウインブルドンの前にナンバー１を取り戻したことで、モチベーションも上がるし自信にもなる。でも、世界２位としてプレーしても、１位としてプレーしても、あまり変わらないよ」

アルカラスとジョコビッチはこれまで２度対戦し１勝１敗。いずれもクレーコートでの顔合わせで、芝で相まみえることがあれば初対戦となる。