ロシア16歳「まだビザが…」

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アンドレーワ
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テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は3日に女子シングルス3回戦が行われ、16歳で世界ランク143位のM・アンドレーワは昨年準優勝の第6シードC・ガウフ(アメリカ)に7-6 (7-5), 1-6, 1-6の逆転で敗れ、初出場となった四大大会をベスト32で終えた。

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16歳のアンドレーワは今年4月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)で当時15歳ながらL・フェルナンデス(カナダ)B・ハダッド=マイア(ブラジル)M・リネッタ(ポーランド)らを下しベスト16に進出。最後はA・サバレンカに屈したものの、世界ランクを50位以上アップさせ、今回初の四大大会に挑んでいる。

今大会には予選から出場し、3試合すべてストレート勝ちで本戦入り。本戦1回戦では同85位のA・リスケ(アメリカ)、2回戦では同79位のD・パリー(フランス)をいずれもストレートで下し、四大大会本戦初出場でベスト32に進出した。

迎えた3回戦、第1セットは両者3度ずつブレークを奪い合いタイブレークに突入。タイブレークでは2度のミニブレークに成功したアンドレーワが、前年準優勝のガウフからリードを奪う。

しかし続く第2セット、サービス時のポイント獲得率が42パーセントに留まったアンドレーワはガウフに2度のブレークを許し、1セットオールに追いつかれる。

ファイナルセット、第2セットに引き続きサービス時のポイント獲得率が42パーセントとなったアンドレーワは1度しかキープをすることができず、第2ゲームから6ゲーム連取をガウフに許し、2時間3分で敗れた。

試合後の記者会見でアンドレーワは今大会を振り返った。

「この大会からたくさんのポジティブなことを得ることができた。予選を通過したし、素晴らしい試合を2つ勝つことができた。確かにポジティブなことはたくさんあるわね」

「今日の試合からも多くのことを学ぶことができたわ。これからも練習を続けていくだけね。自分の悪いところを自覚して、それを修正していく。この後、すべてがうまくいくことを願っているわ」

また、今後のスケジュールについてはウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を予定しているものの、ロシア国籍のアンドレーワはまだビザを取得出来ていないと明かした。

「今はまだトーナメントの出場が(年齢によって)制限されているので、次の大会はウィンブルドンでなければならない。でも、まだビザを取得できていないので、ウィンブルドンに出場できるかどうかはこれからわかる」

「でも、もしダメだったら他のトーナメントを選ぶだけで、ITFに出場するかもしれない。まだわからないわ」

7月3日の開幕まであと1ヵ月を切っているウィンブルドンに16歳の新星は出場できるのか。

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(2023年6月4日19時56分)
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