テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は1日に女子シングルス2回戦が行われ、16歳で世界ランク143位の
M・アンドレーワが同79位の
D・パリー(フランス)を6-1, 6-2のストレートで破り、四大大会初出場で3回戦進出を果たした。
>>シフィオンテク、アンドレーワら全仏オープン組合わせ<<16歳のアンドレーワは今年4月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000)で当時15歳ながら
L・フェルナンデス(カナダ)や
B・ハダッド=マイア(ブラジル)、
M・リネッタ(ポーランド)らを下しベスト16に進出。最後は
A・サバレンカに屈したものの、世界ランクを50位以上アップさせ、今回初の四大大会に挑んでいる。
今大会には予選から出場し、3試合すべてストレート勝ちで本戦入り。本戦1回戦では同85位の
A・リスケ(アメリカ)を6-2, 6-1のストレートで下し、四大大会本戦初出場で初勝利を挙げた。
今大会の2回戦、第1セットでアンドレーワは自身のサービスゲームで74パーセントの確率でポイントを獲得しパリ―に1度もブレークポイントを与えないプレーを見せる。さらにリターンゲームでは2度のブレークに成功し、このセットを31分で獲得。
続く第2セット、アンドレーワは1度のブレークを許すも、自身はそれを上回る3度のブレークに成功。このリードを守り切り快勝で3回戦に駒を進めた。
勝利したアンドレーワは3回戦で第6シードの
C・ガウフ(アメリカ)と対戦する。ガウフは2回戦で世界ランク61位の
J・グラバー(オーストリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
試合後の記者会見でアンドレーワは3回戦進出について「興奮している」と述べた。
「本当に興奮しているわ。期待していなかったとは言わない。勝つために戦って、やり遂げた。そして、3回戦に進めたの」
また記者からキャリアで何を達成したいか、夢は何か、と問われると大きな夢を語った。
「夢ね。ジョコビッチは22回、もしくは(今回含め)23回グランドスラムで優勝しているので、私は25回までいきたいわ。もし可能ならね。わからないわ」
「でも私はただプレーするだけ。今の目標は、一戦一戦に勝って、次の試合に勝つこと。そしてその試合に勝てば、また次の試合に勝つ。それだけよ。ただ一戦一戦に勝つことね」
会見では記者が発しは「Admire(アドマイアー)」という憧れという意味の単語を聞き取れず、「あなた今ハダッド=マイア(世界14位の女子選手)って言った?」と申し訳なさそうに聞き返し、会場が笑いに包まれる場面もあった。
プレーでは驚くべき強さを見せ、オフコートでは素直で明るいキャラクターの16歳の少女に世界中が注目し始めている。
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