18歳新星、仏男子6人目の快挙

ゲッティイメージズ
昨年の全仏OPジュニアでのファンアッシェ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスのマイア・オープン(ポルトガル/マイア、クレー、ATPチャレンジャー)は4日にシングルス決勝が行われ、18歳のL・ファン アッシェ(フランス)が予選から勝ち上がったM・ノークリスト(オーストリア)を3-6,6-4, 6-0の逆転で破り、自身初のチャレンジャー大会優勝を果たし、5日付の世界ランキングで自己最高の138位に浮上した。

昨年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)ジュニアのチャンピオンであるファン アッシェは、今季開始前からシーズンの目標にチャレンジャー大会の制覇を掲げており、直近2カ月で3度決勝に進出するも、いずれもあと一歩届かず敗北していた。

マイア・オープンでも第1セットを落とす苦しい展開となったものの、第2・ファイナルセットでは87パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどノークリストのブレークを1度に抑えるなど主導権を握り、2時間12分で逆転勝利。念願のトロフィーを手にした。

男子プロテニス協会のATP公式サイトにはファン アッシェのコメントが掲載されている。
「この1週間は僕にとっての最高の1週間になったね。1セット失ったとき『決勝で4回も負けるにはいかない!』って思ったんだ。戦い続けたことが功を奏した。今年は、チャレンジャーで優勝することが目標だったけど、最後の大会でそれを達成できたよ」

「これは僕のこれまでのキャリアの中で最大の日で、今後もこのような日があることを望んでいる。僕の大きなキャリアの中の小さな一歩なんだ」

ファン アッシェはR・ガスケ(フランス)S・グロージャン(フランス)G・モンフィス(フランス)F・サントロ(フランス)C・ムーテ(フランス)に続く、フランス人男子6人目となる18歳以下のチャレンジャー大会制覇者となった。今年のスタート時は世界ランク500位台だったファン アッシェだが、チャレンジャー大会3度の決勝進出と今回の優勝で138位にまで浮上している。




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(2022年12月6日9時12分)
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