今月１５日に現役引退を表明した元世界ランク１位のＲ・フェデラー（スイス）は２１日、最後の舞台として出場する２３日開幕のレーバーカップ（イギリス/ロンドン、室内ハード）の試合会場で、世界ランク８位のＣ・ノリー（イギリス）と練習を行なった。

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現在４１歳のフェデラーは１５日に現役を引退することを発表。フェデラーとＲ・ナダル（スペイン）、Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）、Ａ・マレー（イギリス）らビッグ４が揃って出場するレーバーカップをもって現役生活を終えることを明らかにした。

フェデラーは１８日に現地入りすると、２０日に世界ランク６位のＳ・チチパス（ギリシャ）と練習を行い、会場でジョコビッチやマレーらと再会を果たした。

２１日には新たにチーム・ヨーロッパにメンバー入りしたノリーと練習を行い、記者会見そして２２日に合流予定のナダルを除く全員で行われたフォトセッションに参加した。

フェデラーは記者会見で、「もちろん、このイベントはATPのイベントなので迷惑はかけたくないけど、同時に自分の限界も分かっている。だから、ビヨン（ボルグ）には『ダブルスを１試合だけプレーしてもいいかな』と言ったんだけど、その１回は金曜日の夜でなければならないんだ。そうなると、マッテオ（ベレッティーニ）が僕の代わりに入って、土曜日にプレーしなければならないだろうね」と、初日に行われるダブルスへ出場する予定を明らかにした。

レーバーカップはボルグ率いるチーム・ヨーロッパとマッケンロー率いるチーム・ワールドが単複で２３日から２５日にかけて対戦するエキシビションマッチ。毎日４試合が行われ、１勝するごとに初日は１ポイント、２日目は２ポイント、最終日は３ポイントを獲得する仕組みで勝敗を決める。

【チーム・ヨーロッパ】
フェデラー、ナダル、ジョコビッチ、マレー、Ｃ・ルード（ノルウェー）、チチパス
補欠：Ｍ・ベレッティーニ（イタリア）、ノリー

【チーム・ワールド】
Ｆ・ティアフォー（アメリカ）、Ｆ・オジェ アリアシム（カナダ）、Ｔ・フリッツ（アメリカ）、Ｄ・シュワルツマン（アルゼンチン）、Ａ・デ ミノー（オーストラリア）、Ｊ・ソック（アメリカ）
補欠：Ｔ・ポール（アメリカ）

レーバーカップは２０１７年にチェコ/プラハで第１回が開催、その後２０１８年はアメリカ/シカゴ、２０１９年はスイス/ジュネーブで行われ、２０２０年は開催されず、２０２１年にアメリカ/ボストンで行われた。結果はいずれもチーム・ヨーロッパが勝利している。

Arriving in style for a few team snaps 🛳📸#LaverCup pic.twitter.com/obj8IfGcaq

— Laver Cup (@LaverCup) September 21, 2022