テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は14日に男子シングルス1回戦が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)が予選勝者で世界ランク178位の18歳
D・プリシュミッチ(クロアチア)を6-2, 6-7 (5-7), 6-3, 6-4で4時間1分の激闘の末に下し、2年連続17度目の初戦突破を果たした。試合後の会見でジョコビッチはプリシュミッチについて「彼はキャリアで大きなことを成し遂げるだろう」と太鼓判を押した。
>>大坂 なおみら全豪オープン組合せ<<>>西岡 良仁、ダニエル 太郎、綿貫 陽介ら全豪オープン組合せ<<36歳で世界ランク1位のジョコビッチが同大会に出場するのは2年連続19度目。昨年も含め全豪オープンでは過去10度の優勝を飾っており、2019年からマッチ28連勝中と絶対的な強さを誇っている。
今大会でジョコビッチは同大会11度目の優勝と、四大大会通算25勝目を狙う。
開幕初日のセンターコート ナイトセッション第1試合に組まれた一戦で18歳の新鋭プリシュミッチと激突。第1セットは2度のブレークに成功し先取したが、第2セットでは四大大会の本戦初出場となるプリシュミッチの思い切りの良いプレーが出だし、1度ずつブレークを奪いタイブレークへ。タイブレークでは大きくリードを許しセットカウント1-1に追いつかれた。
第3セットは、両者1度ずつブレークを奪い合い迎えた第5ゲームで、ジョコビッチがこのセット2度目のブレークを許しリードを奪われる。それでも、ジョコビッチはここから一気に集中力を上げ第6ゲームから4ゲームを連取し勝利まであと1セットとする。
第4セットはジョコビッチが一気にたたみかけ、序盤から2度のブレークを奪い4ゲームを連取。その後プリシュミッチに1度ブレークを返されたものの、ジョコビッチはリードを守り切り、4時間1分の激闘の末に18歳のプリシュミッチの挑戦を苦しみながらも退けた。
試合後の会見でジョコビッチはプリシュミッチに言及している。
「彼(プリシュミッチ)がコートの隅々まで使うのが好きなんだ。コートの内側に入ってくるのも良かったし、ディフェンスも驚くほどいい。18歳で、大舞台でプレーした経験のない選手にしては素晴らしいパフォーマンスだった」
「彼はキャリアで大きなことを成し遂げるだろうから、いつか彼が僕を招待してくれることを願っているよ(笑)。今夜は素晴らしい相手だった。18歳にしてはとても成熟し、自信に満ちたプレーをしていた。第4セットでも、あきらめずに戦い抜いた。彼のメンタリティ、アプローチ、ゲームに感銘を受けたよ」
「彼の規律正しさ、日々のルーティンへの献身が、18歳にしてすでにあれほど強靭な肉体を作り上げ、成功を収めているというポジティブな話をたくさん耳にする。この調子でいけば、間違いなく輝かしいキャリアが待っているはずだ」
「メンタリティもね。ただ良いセットをしたいとか、この経験を楽しみたいという気持ちではなく、勝ちたいという気持ちでプレーしていた。彼を称賛したい。感動的だった」
王者が絶賛したメンタリティとフィジカルを武器に今シーズンはどこまで成績を残せるだろうか。18歳のプリシュミッチの今後に注目だ。
勝利したジョコビッチは2回戦で世界ランク43位の
A・ポピリン(オーストラリア)とワイルドカード(主催者推薦)で出場する同156位のM・ポルマンズ(オーストラリア)の勝者と対戦する。
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