国内最大

総合テニス専門サイト「テニス365」

tennis365.net

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

ナダル復帰に「疑念抱いていた」コーチ明かす

カルロス・モヤ、ラファエル・ナダル
(左から2022年の)ナダルとモヤ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATP公式サイトは17日、元世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)のコーチを務めるC・モヤ(スペイン)のインタビューを掲載。手術からリハビリの過程や復帰への道、将来について語った。

2017年からナダルの陣営に付いたモヤは、当時世界ランク9位だったナダルの復活を支え世界ランク1位返り咲きも果たした。約5年にわたりナダルとともにしたモヤだが、今年のツアー離脱はこれまでで最も厳しいものだったと明かした。

37歳のナダルは今年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)2回戦で左股関節付近を痛めながらM・マクドナルド(アメリカ)と対戦し、ストレート負け。その後ツアー復帰が叶わず、5月にラファ・ナダル・アカデミーで開かれた会見で全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)の欠場と長期の休養に入ること、そして2024年シーズンでの現役引退の可能性を示唆した。

その後ナダルは6月に左大腰筋の関節鏡手術を受けリハビリに励み、10月に入ってからはコートで練習する様子を定期的に自身のSNSで公開していた。復帰は今月31日に開幕するブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)を予定している。

モヤのインタビューは以下の通り。

―――――――――――――――

Q.ナダルが手術を受ける決断をしてから、最新のトレーニングまで、この数ヵ月の間に起こったことを説明していただけますか?

A.完全な休養を必要とする手術にはつきものだ。彼(ナダル)は当初予想されていたよりも複雑な手術を受けた。開腹して中身を見たら、最初に考えていたよりもデリケートだったんだ。検査やスキャンをしなかったわけではないが......問題点をよく把握していなかったようで、回復期間は予想以上に長かった。

もし手術を受けていなかったら、回復がもっと難しかっただろうことも事実だ。復帰したい、コートで別れを告げたいという気持ちはずっと持っていた。

手術の後、彼は休暇に入ったから、1ヵ月半ほど会えなかった。できる限りのリハビリをしていたね。そして8月の終わりからトレーニングを始めた。週に2日、20分ほど。とてもゆっくりとした歩みだった。時には1歩下がって、またやる。常に細心の注意を払っていた。

もちろん、スタートはとても厳しかった。調子が上がらず、難しそうに見えたこともあった。しかし、常に医師と連絡を取り合い、検査を行い、経過が全く正常であることを確認していたので、僕らは常に安心していた。

常に慎重に計画を立て、それに従って徐々に負荷と強度を上げていった。時には1歩引いて、少し休んで、ペースを落とさなければならないこともあった。しかしそれはこの程度のけがに伴う過程であり、もはや20歳とは言えないキャリアの時点にいるから当然だ。
少しずつ前進し、問題は徐々に解決され、今ではオーストラリアに行って挑戦する準備は整っている。

Q.その過程で、彼が戻ってこないと思ったことはありましたか?

A.そうだね。この手術のようなプロセスを経ると....結局のところ、メスを使うのは本当に最後の手段なんだ。そういうリスクを承知で、彼は手術に踏み切った。

プレーを始めて1ヵ月半か2ヵ月経ったとき、進歩がとても遅いことに気づいたんだ......そんな状況になったのは初めてだったから、予想より遅いのかどうかはわからない。でも、疑問はあるし、選手の頭の中にも疑問はある。彼の体は反応するのだろうか?この負荷に耐えられるのか?多くの疑問が湧いてくる。バラ色のベッドとはほど遠い。曲折の多い、曲がりくねった道だった。

Q.テニスの仕事以外に、あなたの心理的な役割は何でしたか?

A.話したり、励ましたり、そばにいて話を聞いたりする日が多かったね。僕自身も、チームの他のメンバーも。僕はチーム全体について話すとき、彼は37歳の人間であり、彼の人生、彼の家族、彼の興味、彼の感情があることを意識している。僕らは彼をサポートし、その時々に正しいと思うことをし、彼の健康と自信に気を配ってきた。

時には彼に少しプレッシャーをかけ、時には1歩引くことも必要だった。その日その日の状況や、何より彼の精神状態やモチベーションによって、必要なこともあれば、そうでないこともあった。

その点、とても理解あるチームだと思う。僕らは彼のことを長年知っているし、そういう面では非常によく配慮されていたと思う。

押し出すことと手放すことのバランスをコントロールすることが問題だった。気をつけなければならないことは認識していた。彼が僕ら全員を尊敬してくれているからこそ、彼と仕事をするのはいつも楽なんだ。それはとても重要なことだと思うが、もちろんとてもタフで困難な日々もあったね。

Q.彼と過ごした最も困難な時期で間違いないですか?

A.間違いなく。他にも難しい状況はあったが、今はバッテリーが残り少なくなっているのがわかる。スポーツマンには賞味期限があり、日々それに近づいている。その時期がいつなのかを意識することはほとんどない。ただ挑戦し続けるだけだ。その点では、誰よりも彼がそうだった。

僕はそのプロセスのある部分、ある段階において、疑念を抱いていた。このまま終わってしまうのではないか、もうプレーするチャンスはないのではないかという思いがあった。彼との付き合いの中で最も困難な時期だったのは間違いない。

[PR]第59回島津全日本室内テニス選手権大会開催!

女子
本戦 12/20(水)〜12/24(日)

全日本選手権ファイナリストの白石 光や加治 遥らがエントリー
24日(日)はデ杯日本代表監督の添田 豪さんとバモスわたなべさんによるテニスクリニック開催


■大会・チケット詳細はこちら>




■関連ニュース

・ジョコ 最終戦Vで3つの大記録更新へ
・シナー「来シーズンに繋がる」
・ジョコが応戦「黙っていろ」

■おすすめコンテンツ

・テニス体験レッスン受付中
・無料ドロー作成ツール
・世界ランキング
(2023年12月18日13時18分)

その他のニュース

10月11日

伊藤竜馬、最後の全日本で4強  (21時51分)

18歳の齋藤咲良、全日本準V (20時48分)

10代対決制した石井「自信付いた」 (20時27分)

19歳の石井さやか 全日本V (18時48分)

全日本女子、複は林/森崎ペアがV (15時34分)

アルカラス「ナダルのおかげ」 (14時10分)

引退ナダルにシナー「真の伝説」 (11時30分)

ジャパンOP 日本勢6名に主催者推薦 (10時58分)

「まるでTOP5」アルカラス敗退 (7時52分)

ナダル引退にジョコ「ありがとう」 (6時57分)

ナダル引退 フェデラー惜別コメント (6時47分)

10月10日

伊藤竜馬 死闘制し全日本8強 (20時50分)

ナダル「すべての人に感謝」 (20時03分)

ナダル引退「終止符を打つ」 (19時25分)

ナダル 現役引退、四大大会22勝 (18時44分)

全日本女子、単複の決勝カード決定 (18時32分)

シナー初4強 メド撃破 (17時43分)

【1ポイント速報】シナーvsメドベージェフ (15時58分)

19歳メンシク 初の8強 (13時45分)

ウィンブルドン 電子コール導入へ (12時18分)

フリッツ、ルーネ下し初の8強 (11時31分)

ガスケが引退へ「今回は明らか」 (10時38分)

ゴファン、ズベレフ撃破「満足」 (7時41分)

【動画】アルカラスがトレーニングルームでナダルの引退報告動画を見る場面 (0時00分)

10月9日

第1シード白石光ら 全日本8強入り (22時07分)

全日本選手権 女子4強出揃う (21時44分)

ジョコ快勝 100回目Vまであと3勝 (21時03分)

【ゴールドシャインマスカット付】団体戦開催 (20時36分)

全チーム賞金付き!団体戦大会開催 (20時30分)

【1ポイント速報】ジョコビッチvsサフィウリン (19時35分)

アルカラス 17歳差対決制し8強 (19時24分)

シナー 初の8強「自信持てる」 (18時47分)

審判に暴言を謝罪「許されない行為」 (16時33分)

メド、チチパス下し5年ぶり8強 (16時06分)

【1ポイント速報】アルカラスvsモンフィス (15時28分)

【1ポイント速報】シナー、メドベージェフら4回戦 (13時39分)

モンフィス、フェデラー以来の年長記録 (12時54分)

ズベレフ 8度目のマッチポイント決め切り16強へ (11時33分)

シード選手に圧勝ジョコ 勝因は「明確なプラン」 (8時16分)

内島萌夏、ストレート負けで武漢OP敗退 (7時18分)

【動画】ナダルの引退報告 (0時00分)

10月8日

18歳の本田尚也 全日本16強入り (21時21分)

ジョコ圧勝 5年ぶり10度目の16強 (20時50分)

【1ポイント速報】ジョコビッチvsコボッリ (19時32分)

光崎楓奈 第4シード撃破し8強 (19時31分)

衝撃のミス!選手も審判も気づかず (17時36分)

綿貫陽介 世界7位にストレート負け (16時51分)

【1ポイント速報】綿貫陽介vsフリッツ (15時19分)

ゴファン 2時間30分の激闘制す (12時47分)

雨続きの上海 大会進行に暗雲 (10時30分)

ベレッティーニに逆転勝ちのルーネ 上海初白星 (9時10分)

本玉真唯 予選突破も完敗で本戦敗退 (7時20分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る


テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!