男子テニスの横浜慶應チャレンジャー国際テニストーナメント 2025 supported by 三田興産(日本/横浜、ハード、ATPチャレンジャー)は21日、シングルス準々決勝が行われ、第8シードの
内田海智が第1シードの
錦織圭を6-2, 6-2のストレートで破り初のベスト4進出を果たすとともに、チャレンジャー大会では2週連続で準決勝に駒を進めた。試合後に内田は喜びを語るとともに、対戦した錦織について「技術の高さは世界トップであることは間違いない」と明かした。
>>錦織 圭vs内田 海智 1ポイント速報・結果<<>>【組合せ・賞金一覧】坂本 怜、内田 海智ら 横浜慶應チャレンジャー<<>>テニス365 運営メンバー募集中!<<31歳で世界ランク288位の内田が同大会に出場するのは3年ぶり6度目。最高成績は2022年のベスト8となっていた。
今大会は1回戦で同366位の
チョン・ヒョン(韓国)、2回戦で予選勝者で同902位の
田口涼太郎を下し、準々決勝に駒を進めた。
一方、35歳で世界ランク158位の錦織は8月のシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)で初戦敗退となったのを最後に負傷の影響で欠場を続けていたが、初出場となる今大会で約3ヵ月ぶりに復帰。1回戦で予選勝者で同793位の
市川泰誠、2回戦で同374位のシン・サンフイ(韓国)を下しての勝ち上がり。
両者初の顔合わせとなった準々決勝、内田は3度のブレークポイントを握られながらも10本のサービスエースを決めるなどしてキープを重ね、リターンゲームではサービス時のポイント獲得率が52パーセントに留まった錦織から4度のブレークに成功。59分で快勝し、チャレンジャー大会では前週の兵庫ノアチャレンジャー(日本/兵庫、室内ハード、ATPチャレンジャー)に続いて、2週連続での準決勝進出を果たした。
試合後の会見で内田は、「今日は何を打っても入る感覚がありました。最初は彼(錦織)の速い展開になかなかついていけず、ラリーになるとポイントが取れるイメージがなかったんですけど、彼のレベルの高さに僕のテニスが引き上げられた感じで、本当に今日はいいプレーができました」と喜びを語った。
そのうえで、「勝てて嬉しいですけど、やっぱり錦織選手にとってもすごくチャレンジだったと思うんです。怪我をして3ヵ月間試合に出ず、チャレンジャーで気温も寒いっていう状況で、全員からチャレンジされる中で試合に出て、本当に難しい状況だったと思います」と明かした。
「試合をしていても、(錦織の)動きがちょっと良くない部分も感じたので、僕は遠慮せず、自分のできる限りのプレーをして、なんとか勝とうという姿勢を見せれたかなと思います。どれくらい彼の身体が回復しているかは分かりませんが、正直かなり痛そうにはしていました。それでもその中でここまで勝ってきて本当にレベルが違うし、技術の高さはやっぱり世界トップであることは間違いないので、怪我さえ治してくれたら帰ってくるというのは感じています」
なお、内田は準決勝で予選勝者で世界ランク469位のI・マルコンデス(ブラジル)と対戦する。マルコンデスは準々決勝で同442位のN・オーベルライトナー(オーストリア)を下しての勝ち上がり。
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