テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は29日に男子シングルス1回戦が行われ、第19シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)が世界ランク115位の
A・モルカン(スロバキア)を6-7 (9-11), 6-7 (5-7), 6-1, 7-5, 7-6 (11-9)の4時間38分に及ぶ死闘の末に大逆転で下し、5年連続9度目の初戦突破を果たした。
>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組み合わせ<<32歳で世界ランク19位のディミトロフが同大会に出場するのは13年連続13回目。最高成績は2019年のベスト4進出となっている。
迎えた今大会の1回戦、第1セットと第2セットは互いにブレークを許さずタイブレークに突入すると、これをいずれもモルカンが獲得し2セットアップとする。
それでも第3セットではディミトロフが第2ゲームでこの日初のブレークに成功し、その後もさらに2度のブレークを奪うと、このセットを獲得する。
第4セットでは、再び両者質の高いサービスゲームをみせキープが続くも、終盤の第11ゲームでディミトロフがこのセットで初めて訪れたブレークポイントを決め切り2セットオールに追いつく。
勝負のファイナルセット、第6ゲームで先にブレークを許したディミトロフはゲームカウント2-5と後がなくなる。それでも相手のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでブレークバックに成功しブレークの差で追いつく。
第10ゲームでディミトロフはモルカンに1度のマッチポイントを与えるもこれをしのぎキープすると、このセットもタイブレークに突入する。タイブレークでも先に2度のマッチポイントをモルカンに握られたディミトロフだったがここもしのぎ、最後はラリー戦を制したディミトロフが4時間38分に及ぶ死闘の末に大逆転で初戦突破を決めた。
勝利したディミトロフは2回戦で世界ランク37位の
A・マレー(イギリス)と対戦する。マレーは初戦で同72位の
C・ムーテ(フランス)をストレートで下しての勝ち上がり。
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