男子テニスのナショナル・バンク・オープン(カナダ/トロント、ハード、ATP1000)は9日、シングルス2回戦が行われ、プロテクトランキング(負傷などによる長期離脱選手の救済措置)を使用して出場している元世界ランク6位の
G・モンフィス(フランス)が第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)を6-4, 6-3のストレートで破り、2年連続7度目のベスト16進出を果たした。
>>【動画】モンフィス ジャンピンググランドスマッシュ放ちチチパス粉砕<<>>アルカラス、モンフィスらナショナルバンクOP組合せ<<36歳のモンフィスは昨年8月に怪我の影響でツアーを離脱したが、今年3月に約7ヵ月ぶりに復帰。以降はプロテクトランキングやワイルドカード(主催者推薦)を利用して大会に参加してきた。
今大会1回戦で世界ランク29位の
C・ユーバンクス(アメリカ)を破り初戦突破を決めたモンフィスは2回戦でチチパスと激突。今大会は上位8シードが1回戦免除のため、チチパスはこの試合が初戦となった。
この試合、モンフィスは5本のサービスエースを決めながらも7本のダブルフォルトを犯すなど乱調気味。しかし、ファーストサービスが入ったときには85パーセントの高い確率でポイントを獲得するなど3度のブレークチャンスをすべて凌ぐ粘りを見せた。
リターンゲームでは4度のブレークポイントのうち3度のブレークに成功。1時間25分で勝利を決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはモンフィスのコメントが掲載されている。
「ステフ(チチパス)が自信に満ちていることは知っていたよ。彼は自分のショットを狙ってくる。僕はボールをたくさん入れるようにしたし、かなりヘビーに打って、彼にあまり主導権を渡さないようにしたんだ。うまくやれたと思うよ」
「僕はいつも同じだよ。冷静にプレーして、シンプルな選択をするんだ。正直なところ、僕はただ冷静になって、試合中にやったことをこれからもやろうとしていただけなんだ。ある意味、慌てなかったんだよ」
3回戦では世界ランク32位の
S・コルダ(アメリカ)とラッキールーザーで出場している同62位の
A・ブキッチ(オーストラリア)のどちらかと対戦する。
同日には元世界ランク3位の
M・ラオニッチ(カナダ)や第2シードの
D・メドベージェフ、第8シードの
T・フリッツ(アメリカ)らが16強へ駒を進めた。
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