テニスのウィンブルドン（イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム）は１２日、男子シングルス準々決勝が行われ、第１シードのＣ・アルカラス（スペイン）が第６シードのＨ・ルーネ（デンマーク）を7-6 (7-3), 6-4, 6-4のストレートで破り、初のベスト４進出を果たした。

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昨年記録したベスト１６がウィンブルドンでの最高成績だった２０歳のアルカラスだが、今大会は４回戦で世界ランク３８位Ｍ・ベレッティーニ（イタリア）を下し、自身初の準々決勝に駒を進めていた。

一方、同じく２０歳のルーネもウィンブルドンでは初の８強の舞台に進出。同世代のライバルが準々決勝で相まみえることとなった。

この試合、アルカラスはファーストサービスが入ったときに７９パーセントの確率でポイントを獲得。試合を通して、ルーネにブレークを許さなかった。リターンゲームでは３度のブレークチャンスを創出し２度のブレークに成功。３５本のウィナーを決めながらアンフォーストエラーは１３本に抑えるなど安定したストローク戦を展開し、２時間２１分で勝利した。

試合後にアルカラスは「僕にとって素晴らしいことだよ。テニスを始めたときからの夢である、ここウィンブルドンでいい成績を残すことができている。ここで準決勝を戦えるなんて夢みたいだ。素晴らしいレベルでプレーできていると思う。このサーフェスでこれほど素晴らしいレベルでプレーできるとは思っていなかった。タフだったよ。ウィンブルドンの準々決勝で、しかも同い年のルーネと戦うなんてね」とコメント。

「彼（ルーネ）は素晴らしいレベルでプレーしているし、彼と対戦するのは大変だった。でも、何度か言ってきたことだけど、１度コートに立てば、友だち同士ではなく、自分のプレーに集中しなければならないんだ」

準決勝では第３シードのＤ・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準々決勝で世界ランク４３位のＣ・ユーバンクス（アメリカ）をフルセットで下しての勝ち上がり。

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