女子テニスのATXオープン(アメリカ/オースティン、ハード、WTA250)は5日、シングルス決勝が行われ、第8シードの
M・コスチュク(ウクライナ)が世界ランク88位の
V・グラシェバ(フランス)を6-3, 7-5のストレートで破り、初のツアータイトルを獲得した。
ともに初めてのツアートロフィーをかけた決勝となったこの一戦。サービスの安定感を欠いたコスチュクは9本ものダブルフォルトを犯すなど苦しんだが、ストロークではグラシェバを圧倒する。計6度のブレークポイントを握られたものの、1度のブレークに抑えると、リターンゲームでは8度のブレークに成功。1時間31分で初優勝を決めた。
女子テニス協会のWTA公式サイトにはコスチュクのコメントが掲載されている。
「とってもシュールな試合だったわね(笑)。ただ一戦一戦プレーしていただけだけど、これがトーナメントの勝ち方なんだと思う。今はまだ話すのは簡単ではないけれど、すごくうれしいの」
「健康であること、テニスをすること、そして観客が私のプレーを楽しんでいるのを見ることができることがものすごく幸せ」
シングルス世界ランク52位のコスチュクはWTAツアーの決勝に進出したことのない最高位の選手だったが、今大会で初の決勝に駒を進めタイトルを獲得することができた。
20歳のコスチュクは6日付の世界ランキングで45位以上に浮上することが確実となり、自己最高位を更新する。

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