男子テニスのエキシビションマッチ ディルイーヤ・テニス・カップ(サウジアラビア/ディルイーヤ、ハード)は9日、シングルス準決勝が行われ、第4シードの
T・フリッツ(アメリカ)が世界ランク14位の
C・ノリー(イギリス)を7-6 (7-4), 4-6, [10-6]のフルセットで破り、決勝進出を果たした。
同大会は2019年にサウジアラビアで初めて行われた男子プロテニスのエキシビションマッチで12選手が出場し、優勝者は100万ドル(約1億3900万円)を獲得する。
初日の8日にシングルス1回戦と準々決勝、9日にシングルス準決勝とシングルス敗退者によるダブルス準決勝、10日に単複の決勝が行われる日程で、試合形式は1回戦が10ポイントタイブレークの3セットマッチ、準々決勝からはファイナルセットのみ10ポイントのマッチタイブレークで行われる。
フリッツはシードのため準々決勝から登場。8日には
H・フルカチュ(ポーランド)を7-6 (7-3), 7-5のストレートで下し4強入りを決めていた。一方のノリーは第1シードの
S・チチパス(ギリシャ)をストレートで破っての勝ち上がり。
第1セットでは8本のサービスエースを決めたフリッツがタイブレークを制し先行。第2セットでは第1ゲームでこの日初めてのブレークを許してリードされると、そのまま挽回できずに10ポイントのマッチタイプレークにもつれた。互いにミニブレークを奪い合う展開となったが、6-6から4ポイントを連取したフリッツが勝利。1時間29分で接戦をものにした。
決勝では第2シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは準決勝で世界ランク149位の
S・ワウリンカ(スイス)をストレートで下しての勝ち上がり。
また、同日行われたダブルスでは
M・ベレッティーニ(イタリア)/
A・ルブレフvs
D・ティーム(オーストリア)/
A・ズベレフ(ドイツ)、
N・キリオス(オーストラリア)/ チチパスvs
D・ストリッカー(スイス)/ フルカチュの対戦が実現。ベレッティーニ/ルブレフ組、ストリッカー/フルカチュ組がそれぞれ勝利し、10日の決勝に駒を進めた。
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