女子テニス協会のWTA公式サイトは1日、元世界ランク1位の
A・ケルバー(ドイツ)のインタビューを掲載。今年8月に妊娠を発表した自身のツアー復帰への道や、過去に出産から選手として戻ってきた女子選手たちに積極的に話を聞いていることを明かしている。
>>元世界1位ケルバー 妊娠を発表<<結婚、出産を経て選手としてカムバックを果たした選手として元世界ランク1位の
S・ウィリアムズ(アメリカ)や
K・クレイステルス(ベルギー)、
V・アザレンカらがいる。2023年の春ごろに子どもの出産を控えているケルバーは「今彼女たちと話すと、より熱心に話を聞くことができるの。母たちは、大きなタイトルを獲得して、戻ってくることができる。そして、私もその1人でありたいと思っているの。今後お母さんになる人や女性たちが、自分のビジネスに戻ってくるためのインスピレーションになればと思っている」とコメント。
来年1月に35歳になるケルバー。キャリアではシングルス通算14個のトロフィーを獲得し、四大大会では全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)、ウインブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)の3つのタイトルを手にした。
「どのタイミングでどの大会に出るかはわからない。そして、戻ってきたときには100パーセントの状態で体調を整えて、いい感じで戻ってきたい。これが計画なの」
セリーナ・ウィリアムズは出産から復帰まで約6カ月、アザレンカは7カ月後にツアーへ戻ってきた。クライシュテルスは出産から約1年6カ月後に全米オープンで優勝を飾っている。
「私が彼女たちから得たアドバイスは『時間をかけて、今この瞬間を楽しむこと』そして『いつか戻るべきタイミングを見つける』と。あとは『1カ月早めるよりは、1カ月遅くした方が良い』ということ」
ケルバーは現在も定期的な運動をしていると明かし、自身のアカデミーでテニスもプレーしていると語った。
「小さな子どもたちとプレーしているの(笑)。そんなに激しいことはできないけど、その空間にいる。テニスライフが単純に恋しいからうれしいわ。新しい生活、そして来年がどんな年になるのか楽しみ」
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