男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)は大会3日目の24日、ドイツvsカナダの準々決勝が行われ、大会初優勝を狙うカナダがドイツを2勝1敗で下しベスト4進出を果たした。
デビスカップファイナルズはグループステージを勝ち抜いた8チームが争うトーナメント形式の大会で、22日から27日にかけて開催。第1・第2試合はシングルス、第3試合はダブルスが行われ、オーストラリアとクロアチア、そしてイタリアがすでに4強入りを決めている。
第1試合は世界ランク18位の
D・シャポバロフ(カナダ)と同152位の
J・シュトルフ(ドイツ)が対戦。セットカウント1-1で迎えたファイナルセットでは、2度のマッチポイントを凌ぎタイブレークに入ったものの、最後は2度のミニブレークを許し3-6, 6-4, 6-7 (2-7)で敗れる。
後がなくなったカナダは第2試合に世界ランク6位の
F・オジェ アリアシム(カナダ)が登場。同65位の
O・オッテ(ドイツ)が対戦。15本ものサービスエースを決め、ファーストサービスが入ったときに89パーセントの高い確率でポイントを獲得したオジェ アリアシムがブレークされることなく7-6 (7-1), 6-4のストレートで破り1勝1敗に追いついた。
第3試合のダブルスではシャポバロフと
V・ポスピシル(カナダ)組が出場しK・クラウィーツ(ドイツ)/
T・ポイツ(ドイツ)組と激突。2-6, 6-3, 6-3の逆転で破り、2勝1敗で辛くも4強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはシャポバロフとポスピシルのコメントが掲載されている。
シャポバロフ:「フェリックス(オジェアリアシム)には、まずチームを盛り上げてくれたことに大きな賛辞を贈りたい。今日は彼に助けられたよ。そして、ヴァセク(ポスピシル)と一緒にプレーできるのはいつも楽しいね。彼とコートを共有するのは最高だよ」
ポスピシル:「少し勢いが出てきたし、観客がサポートしてくれたおかげで最後まで勢いを保つことができた。僕たちはとても良いプレーができたと思うよ」
カナダは準決勝で1976年以来2度目の優勝を目指すイタリアと対戦する。
デビスカップファイナルズ準々決勝の結果と準決勝の組み合わせは以下の通り。
【準々決勝結果】
イタリア 2-1 アメリカ
ドイツ 1-2 カナダ
オーストラリア 2-0 オランダ
クロアチア 2-0 スペイン
【準決勝組み合わせ】
イタリア vs カナダ
オーストラリア vs クロアチア
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