男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は18日、シングルス3回戦が行われ、第7シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)が第10シードの
J・シナー(イタリア)を2-6,7-6 (7-1),6-1の逆転で破り、2年連続2度目のベスト8進出を果たした。試合後には「今後に向けて大きな意味を持つ」と語った。
>>W&Sオープン 女子組合せ<<>>W&Sオープン 男子組合せ<<今年5月に行われたムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)3回戦でも対戦し、そのときはオジェ アリアシムがストレートで勝利。約3カ月後に組まれた再戦では、序盤からシナーの放つストロークに押し込まれ、チャンスを掴めずに先行される。
第2セットでも主導権を握れなかったオジェ アリアシムは第6ゲームでブレークを奪われ追い込まれる。しかし、第7ゲームでこの試合初のブレークに成功しイーブンとすると、第12ゲームでは2度のマッチポイントを凌ぎ切りタイブレークにもつれ込み、3度のミニブレークに成功しセットカウント1-1に追いついた。
ファイナルセット、第2・第6ゲームでブレークしたオジェ アリアシムはその後もシナーに挽回を許すことなく2時間28分で逆転勝ち。対シナー2勝0敗とし8強入りを決めた。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオジェ アリアシムのコメントが掲載されている。
「ヤニック(シナー)はあまりにも良いプレーをしていたよ。スタートは良くなかったし、ミスも多かった。それにショットを打つまでの時間もなかったんだ。彼のプレーはとても速く、正確で、サーブも良かった。1セット半はあまりに素晴らしかったよ。第2セットではベースラインで3回連続でリターンされブレークされた。これ以上は無理だと思ったんだ。でも、最後にはどうすれば彼がもう少しボールをミスしてくれるか、どうすれば自分が勝負できるポジションにつけるかを考え、戦おうとコートに立ち続けていた。タイブレークやファイナルセットであのようなプレーができたことは、今後に向けて大きな意味を持つと思う」
22歳で世界ランク9位のオジェ アリアシムは今回の白星で「ATPマスターズ1000」で4大会連続の8強入り。今年5月のムチュア・マドリッド・オープンからBNL・イタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)、前週のナショナル・バンク・オープン(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)と好成績を残している。
準々決勝では世界ランク157位の
B・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。チョリッチは3回戦で第15シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
D・メドベージェフ、第3シードの
C・アルカラス(スペイン)、第4シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第11シードの
T・フリッツ(アメリカ)、世界ランク50位の
J・イズナー(アメリカ)が8強に駒を進めた。
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