男子テニスのシンチ・チャンピオンシップス(イギリス/ロンドン、芝、ATP500)は17日、シングルス準々決勝が行われ、第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)が世界ランク56位の
E・ルースブオリ(フィンランド)を7-6 (7-2),6-4のストレートで破って2018年以来4年ぶり6度目のベスト4進出を果たすとともに、芝コートでのマッチ勝利数を80とした。
2012年と2018年の同大会を制している33歳のチリッチは、現役選手で大会最多となる35勝目を狙い準々決勝に登場した。
この日は6本のダブルフォルトを犯したものの11本のサービスエースを決め、ファーストサービスが入ったときに81パーセントの高い確率でポイントを獲得。1時間47分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはチリッチのコメントが掲載された。
「1歩1歩前進しているところだよ。自分のフォームとレベルを維持するためにね。どの試合もチャレンジなんだ。集中してやっているよ。80勝は、一朝一夕にできることではない。何年もかけてトレーニングし、試合をしてきた。もっと多くの勝利があることを期待しているよ」
大会3度目のタイトル獲得を目指すチリッチは準決勝で世界ランク48位の
F・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。クライノビッチは準々決勝で同180位の
R・ペニストン(イギリス)を逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)と世界ランク29位の
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)が4強へ駒を進めている。
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