テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は22日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク194位の
D・ティーム(オーストリア)は同87位の
H・デリエン(ボリビア)に3-6, 2-6, 4-6のストレートで敗れ、2年連続の初戦敗退となった。試合後、ティームは「時間が足りない」と語った。
>>全仏OP男子組合せ・結果<<>>全仏OP女子組合せ・結果<<今大会が9度目の出場となった元世界3位ティームの過去最高成績は2018年と2019年の準優勝。昨年は1回戦で世界ランク83位の
P・アンドゥハル(スペイン)に6-4, 7-5, 3-6, 4-6, 4-6の逆転で敗れていた。
ティームは昨年6月に右手首を負傷し、今年3月のエニーテック365・アンダルシア・オープン(スペイン/マルベーリャ、クレー、ATPチャレンジャー)でツアーに復帰。今回が7大会目の出場となったが、未だ白星を挙げられていない。
試合後のティームのコメントが全仏オープン公式サイトに掲載され、「あと数カ月はかかると思う」と語った。
「トレーニングで変わったことはしていないよ。それが重要だと思う。調子を取り戻すためには、同じことを繰り返す時期なんだ」
「時間が足りないんだ、僕が負ったこの怪我にはね」
「大事なことは忍耐力で、うまくいっていないところを改善すればまた戻ってこれる。でもトップ選手を倒す準備ができたと言えるようになるには、あと数カ月はかかると思う」
「もちろん、試合に勝てば大きな力になる。でも正直に言うと、これまでプレーした試合ではまだ勝利からかなり遠いんだ」
「試合のようなタイトな状況でも、自信を持ってショットを打ち返すことができるようにしなければならない」
同日に行われた1回戦には世界ランク105位の
ダニエル太郎が登場。ワイルドカード(主催者推薦)で出場しているG・ バレールに6-3, 2-6, 6-0, 3-6, 4-6のフルセットで敗れ、2017年以来5年ぶり3度目の初戦突破はならなかった。
またシード勢では、第3シードの
A・ズベレフ(ドイツ)、第9シードの
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第15シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)、第18シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第21シードの
K・ハチャノフ、第23シードの
J・イズナー(アメリカ)、第26シードの
B・ファン・デ・ザンスフルプ(オランダ)が2回戦へ進出した。
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