テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、男子シングルス3回戦が行われ、今季限りで現役引退を表明している世界ランク158位の
G・シモン(フランス)は第20シードの
M・チリッチ(クロアチア)に0-6, 3-6, 2-6のストレートで敗れ、これが全仏オープンでのラストマッチとなった。試合後、シモンは3回戦進出を果たしたことに「この2勝は奇跡だよ」と語った。
>>ジョコビッチvsシュワルツマン 1ポイント速報<<>>ナダルvsオジェアリアシム 1ポイント速報<<元世界ランク6位のシモンは、今回ワイルドカード(主催者推薦)で全仏オープンに17度目の出場。これまで3度4回戦に進出している。
シモンは今大会、1回戦で第16シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)にフルセットで勝利。2回戦では同92位の
S・ジョンソン(アメリカ)を7-5, 6-1, 7-6(8-6)で破り、フランス人選手として史上3人目のキャリア通算500勝を飾った。
【フランス人選手:勝利数TOP5】
1.
R・ガスケ(フランス)(574勝)
2.
G・モンフィス(フランス)(523勝)
3.シモン(500勝)
4.
Y・ノア(フランス)(482勝)
5.
F・サントロ(フランス)(470勝)
過去6勝1敗のチリッチとの3回戦では、ウィナーの数がシモンの7本に対してチリッチが42本と圧倒。計8度のブレークを許し、1時間56分でストレート負けを喫した。
試合後のシモンのインタビューがフランステニス連盟のFFT公式サイトに掲載され、今大会を総括して「とても嬉しいよ」と語った。
Q.チリッチとの3回戦について
「非常に難しかった。もっとうまくいくと思っていたけれど、偉大なプレーヤー、偉大なチャンピオンを相手に脚が十分に反応しなかった」
「マリン(チリッチ)は僕が尊敬してやまない人だ。彼は素晴らしい選手で、毎年 "フェアプレー "トロフィーを受賞することができるよ」
Q.最後の全仏オープンについて
「5セットマッチ、クレーコートということで不安はあったし、自分のコンディションも分かっていた。でも、チャレンジャー大会でスペシャリストと対戦することで、多くのことを学ぶことができたよ」
「37歳でも。3回戦進出、この2勝はやっぱり奇跡だよ。奇跡」
「17回の出場でいろいろなことが変わった。自分でも勉強になった、美しい旅だったよ」
Q.この結果は悲しい?嬉しい?
「とても嬉しいよ。全力を注いだんだ。右足がもう動かせない...。今日は戦うための武器がなかったんだ。この敗北は僕を悲しませるものではないよ。1回戦では嘲笑を恐れていた。それが3回戦での敗退、OKだよ」
勝利したチリッチは4回戦で第2シードの
D・メドベージェフと対戦する。メドベージェフは3回戦で第28シードの
M・キツマノビッチ(セルビア)を6-2, 6-4, 6-2のストレートで下しての勝ち上がり。
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