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国枝慎吾 パラ金に「改めて感謝」

国枝慎吾
(左から)国枝慎吾とヨネックス社長の林田草樹氏
画像提供: tennis365.net
ヨネックス株式会社は13日、今年8月の東京パラリンピック(日本/東京、有明テニスの森、ハード)で2大会ぶり3度目のシングルス金メダルを獲得した国枝慎吾に「社長賞」特別賞を授与した。

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ヨネックスでは毎年その活動・活躍によって多大な貢献を果たした社員や契約選手、チームなどを「社長賞」という形で表彰しており、今年は国枝のほかにスノーボードの戸塚優斗、ソフトテニスヨネックス男子チームが特別賞を受賞した。

37歳の国枝は同大会で2012年のロンドンパラリンピック以来となる通算3度目のシングルス金メダルを獲得。ヨネックスは2017年から国枝とテニス用具使用契約を締結しており、契約以降初のパラリンピック金メダルとなった。また、9月には全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)も制覇し、シングルスでは四大大会通算25勝をあげている。

国枝は都内で行われた表彰式で「このような栄誉ある賞を頂きました。ありがとうございます。今回のパラリンピックではおかげさまで金メダルを獲得することができました。2016年のリオパラリンピックのときは肘のけがですごく苦しんで準々決勝敗退になったんですけど、そこから再起を図るときに、打ち方を変え、車いすも変え、コーチも変更しました。そして最後に課題だったのがラケットだったんです」とコメント。

「そのラケットの基準としては衝撃が肘にこないこと。これがまず最初でした。そして1番はショットの威力とコントロール。これが備わったものが全部同時に手に入らないと『今回のパラリンピックの金メダルはないな』と思いました」

「そのときに声をかけてくれたのがヨネックスで、特に販促の方々は毎日のように足を運んで頂いて、リクエストがあったら次の週には新しいラケットをご用意して頂いたりとか、すごくレスポンスが速かったです。そういったことが今回の金メダルにつながったと思ってます。改めて感謝を申し上げたいと思います」

最後に国枝は車いすテニスの認知度・知名度について「そして、もちろん今回金メダルを取ったことはうれしいんですけど、それ以上に、テレビを通して僕のプレーをみなさんに見て頂けたことがなによりもうれしかったです。車いすテニスをたくさんの方々に知っていただく大会になったんじゃないかなと思います。来年はそろそろお客さんの前でプレーしたいと思っているのですが、それが叶うように僕自身も1日1日自信を深めていきたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました」と思いを述べた。

現在はオフシーズンを過ごす傍ら来年1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に向けて調整。同大会では2020年以来2年ぶり11度目の大会制覇を目指している。



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