国別対抗戦のデビスカップ by Rakuten ファイナルズ2021(スペイン/オーストリア/イタリア共同開催)は11月30日、準々決勝が行われ、ドイツがイギリスを2勝1敗で破り、ベスト4進出を果たした。
>>デビスカップの組み合わせ<<>>【YouTube】苦手な片手バックハンド高い打点を克服、利き腕と逆側がコツ??<<シングルス2試合とダブルス1試合で勝敗を決める今大会。ドイツは世界ランク3位の
A・ズベレフ(ドイツ)が不在のなかK・クラビーツ(ドイツ)/
T・ポイツ(ドイツ)のダブルスペアがグループステージから3勝負けなしでチームを引っ張ってきた。
準々決勝の第1試合、ドイツは世界ランク86位の
P・ゴヨブジク(ドイツ)、イギリスは同25位の
D・エヴァンス(イギリス)が激突。ゴヨブジクは5本のサービスエースを決めたもののそれを上回る7本のダブルフォルトを記録し5度のブレークを奪われ2-6,1-6のストレートで敗れた。
第2試合、あとがなくなったドイツはズベレフに代わるエースである世界ランク51位の
J・シュトルフ(ドイツ)が登場。今シーズン好調で同12位の
C・ノリー(イギリス)と顔を合わせた。第1セット、7本のサービスエースを決めたシュトルフがタイブレークを制し7-6 (8-6)で先取。第2セットは3-6で落としたものの、ファイナルセットではブレークを与えることなく6-2でもぎ取り2時間3分の激闘を制した。
最終試合はクラビーツ/ ポイツ組と
J・ソールズベリー(イギリス)/ N・スクプスキ(イギリス)組が対戦。第1セットでは互いにブレークを許すことなくタイブレークに入ると、両ペアがセットポイントを握り合う激戦を繰り広げるものの最後はドイツペアが制し7-6 (12-10)で先取。
第2セットでもブレークが生まれずタイブレークに突入すると初めて訪れたマッチポイントを決め切り7-6 (7-5)で勝利。最後はチームメンバーがコートに飛び出しベスト4進出を祝った。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはクラビーツとポイツのコメントが掲載されている。
クラビーツは4強入りについて「超うれしいよ。チーム全体が素晴らしい。チーム全体でとても安定している。今日のチームボックスは、信じられないほど大きな後押しだった。観客はいないからこそ、すべての音が聞こえていた。それが僕らの背中を押してくれたんだ」と語った。
またポイツは「試合はかなり高いレベルだと思った。粘り強く続けて、自分を信じ、1点1点を大切にしてプレーした結果、このようなことになったんだ」と述べた。
ドイツは準決勝でロシアテニス連盟とスウェーデンのどちらかと対戦する。
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