男子プロテニス協会のATP公式サイトは25日、世界ランク11位の
G・モンフィス(フランス)と同121位の
A・マレー(イギリス)がAmazon.comの運営するTwitch(ツイッチ)での動画配信で語った「各分野で最高の能力を持った選手を混ぜた最高の選手」についてのコメントを掲載した。
>>>HEAD新作ラジカル”プロトタイプ”の試打会に潜入<<モンフィスとマレーは最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)が開催されているさなかにツイッチでライブ配信を行い様々な企画に挑戦。そこで「各分野で最高の能力を持った選手」についてサービスやボレー、フォアハンド、スピードなど8つの項目でそれぞれが思う選手をピックアップした。
サービスについては両者の意見が一致し
N・キリオス(オーストラリア)が選ばれた。
マレーがキリオスの名を出すとモンフィスもこれに同調「正直なところ、僕もキリオスを選ぶね。僕の選出理由としては、間違いなくサービスを読むのが難しいから。速いし、正確だし、彼(キリオス)はそれで何でもできる。あれは間違いなくツアーで今まで見た中で最も大きなサーブの1つだよ」と語った。
その他ではサービスのリターンでも一致。2人は揃って
N・ジョコビッチ(セルビア)の名前をあげた。
マレーはジョコビッチのリターンについて「彼は信じられないほどアグレッシブなリターナー、というわけでもないし、リターンでウィナーをたくさん打っているわけでもないんだ。でも、彼はとても深く打ってくる。多くのミスをしない。彼はファーストサーブとセカンドサーブをよく返すし、総合的にみると最高のリターナーだと思う。彼がリターンをしているときは、ほとんどフリーポイントを得ることができないんだ」と話した。
続けてモンフィスは「彼(ジョコビッチ)はサービス側に大きなプレッシャーをかける。少し強引にしたり少しスピードを落としたり。色々ミックスして、サーブにプレッシャーをかけてくるんだ。彼が調子いいときは、信じられないくらい良いリターンが返ってくる」と付け加えた。
最高のフォアハンドを選ぶ際には両者の意見が別れ、モンフィスは
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)、マレーは
R・ナダル(スペイン)を選んだ。
モンフィスはデル=ポトロのフォアハンドを「一貫性、パワー、正確性、僕にとっては、ツアーで最も大きなフォアハンドの1つだよ。"彼はコート上のどこからでもあれ打つことができる。彼のフォアハンドはそれだけでウィナーになるんだ」と絶賛。
一方のマレーは「僕はラファ(ナダル)のフォアを取るよ」と反応。「彼がたまに試合に負けるときでも、あのフォアハンドが原因になったと思うことはほとんどない。非常に信頼性が高いと感じている。彼がローラン・ギャロス(全仏オープン)で13回もタイトルを獲得しているのは、このフォアハンドのおかげだと思うよ」と話した。
モンフィスとマレーが選んだ「各分野で最高の能力を持った選手を混ぜた最高の選手」は以下の通り。
(左から部門、モンフィスの選ぶ選手、マレーの選ぶ選手)
・
サービス:キリオス、キリオス
・
バックハンド:
錦織圭、ジョコビッチ
・
フォアハンド:デル=ポトロ、ナダル
・
リターン:ジョコビッチ、ジョコビッチ
・
ボレー:
N・マウー(フランス)、
R・フェデラー(スイス)・
ドロップショット:
B・ペール(フランス)、
F・フォニーニ(イタリア)・
ロブ:マレー、マレー
・
スピード:モンフィス、モンフィス
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