男子プロテニス協会のATPは25日に公式サイトで、2011年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)1回戦の
R・ナダル(スペイン) vs
J・イズナー(アメリカ)の対決を特集した。
【ダニエル 太郎】後編 ラケットバッグの中を公開、苦悩の2019年を明かす>>YouTube テニス365チャンネル<<ナダルは同大会初出場の2005年から4連覇。2009年に初の黒星となるも、翌年からは再び5年連続優勝を成し遂げた。
ナダルはイズナーを6-4, 6-7 (2-7), 6-7 (2-7), 6-2, 6-4のフルセットで撃破。この4時間1分の激闘がナダルにとって、初の全仏オープンでファイナルセットを戦った試合となった。
試合でナダルはイズナーに13本のエースを決められてタイブレークを2度落とす展開。試合を通して1度サービスゲームを落とすも、5度のブレークを奪って第4、ファイナルセットを奪い勝利した。
試合後には「ほとんどサッカーのPK戦のようなものだった。イズナーのサービスを止めることができなかった。タイブレークでは常に大きなプレッシャーを感じていた」と明かした。
「イズナーとの対戦ではミスをしてはならないプレーを強いられる、彼との試合はいつも競ったものとなる。タイブレークではいいプレーができなかった。緊張しすぎていたんだ。彼はとてもタフな相手で、素晴らしい試合をした彼を祝福したい」
一方イズナーは「第4セットとファイナルセットでのナダルのプレーは、僕が今まで見たことがないものだった。だからこそ彼は世界1位で常に最高の選手の1人なんだ」と語った。
現在は2017年から3年連続で制覇し12度のタイトル獲得。大会戦績を93勝2敗としている。(2016年の3回戦は試合前に棄権したため戦績に含まれていない)
また、ナダルが全仏オープンでフルセットを戦ったのは同試合を含め2度のみで、もう1度は2013年の準決勝で、
N・ジョコビッチ(セルビア)をファイナルセット9-7で下している。
今シーズンの全仏オープンは本来、5月24日から6月7日にかけて開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けて9月20日から10月4日までの開催へ延期が発表されている。
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