女子テニス最終戦のBNPパリバ WTAファイナルズ・シンガポール(シンガポール、室内ハード)は26日、レッド・グループの予選ラウンドロビン第3戦が行われ、第3シードの
大坂なおみは第8シードの
K・ベルテンス(オランダ)と対戦したが3-6の時点で途中棄権。この結果、3連敗で今大会敗退が決定し、今シーズン終了となった。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<大坂はベルテンスに勝利すると決勝トーナメント進出の可能性が残されていたが、この日は先にブレークを許す展開に。そして、第1セットを落とすと涙を流し、途中棄権を申し入れた。
女子テニスのWTA公式サイトには「何かを証明できた。それは確か」と大坂のコメントが掲載されている。
今シーズン、大坂は飛躍。3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、プレミア・ マンダトリー)でツアー初優勝を飾ると、9月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)で日本人初の四大大会制覇、さらに10月には世界ランキングで
錦織圭と
伊達公子に並ぶ日本人歴代最高タイの4位を記録した。
初づくしの今シーズンを「新しい経験だらけだった」と振り返り、戸惑いもあったことを明かした。
今大会は初戦と第2戦でミスを重ねて惜敗。勝利を逃し決勝トーナメント進出とはならなかったが、日本女子で3人目のWTAファイナルズ出場を果たしていた。
「そんな経験を積むことができたことに、とても感謝している。成長できたと感じている。そう言えると願いたい。シーズン通して、レベルを維持することに集中したい。それがハードコートだけではなく、どのサーフェスでもいいプレーをすべきだと思っている。それができると思う」
今後は、11月25日に開催される東日本大震災のチャリティーイベント「日清食品ドリームテニスNAGOYA2018」に参加予定。
「きっと休養をとるだろうけど、いつでも休養を取ると初日はとてもうれしい。ただ寝転がって何もしないでいるから。でも2日目には飽きてしまい、またテニスがしたいと思い始めてしまう」
レッド・グループからは第5シードの
S・スティーブンス(アメリカ)とベルテンス、ホワイト・グループからは第6シードの
E・スイトリナ(ウクライナ)と第7シードの
Ka・プリスコバ(チェコ)が決勝トーナメントへ進出した。
WTAファイナルズ・シンガポールは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【レッド・グループ】A・ケルバー(ドイツ) 1勝2敗
大坂なおみ 0勝3敗
S・スティーブンス 3勝0敗
K・ベルテンス 2勝1敗
【ホワイト・グループ】C・ウォズニアッキ(デンマーク) 1勝2敗
P・クヴィトバ(チェコ) 0勝3敗
E・スイトリナ 3勝0敗
Ka・プリスコバ 2勝1敗
WTAファイナルズ独占生中継! ダゾーンでタダで観よう!(無料トライアル1カ月)
【配信予定】10/21(日)~10/28(日)
■詳細はこちら>
■関連ニュース
・錦織は「大きな子ども」と大坂・大坂に完敗 女王ハレプは落胆・錦織 大坂のVは「シビれた」■おすすめコンテンツ
・錦織掲示板・選手フォトギャラリー・世界ランキング・スコア速報