男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は12日、シングルス準々決勝が行われ、2連覇と3度目の優勝を狙う第1シードの
R・フェデラー(スイス)が第8シードの
錦織圭を6-4, 7-6 (7-4)のストレートで破り、ベスト4進出を果たした。
>>上海マスターズ対戦表<<フェデラーは初戦の2回戦で前週の楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2018(日本/東京、ハード、ATP500)を制した世界ランク22位の
D・メドヴェデフ(ロシア)、3回戦で同28位の
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をフルセットで振り切り、8強へ駒を進めていた。
この日は錦織から第1セットを先取。第2セットも先にブレークする好スタートを切ったがタイブレークへもつれ、フェデラーは1-4とリードを許す。その後、フォアハンドのウィナーを決めるなどで6ポイントを連取する猛攻を見せ、1時間51分で接戦に終止符を打った。
男子テニス協会のATPには「タフな試合だった。明らかに圭は、メドヴェデフやバウティスタ=アグよりベースラインで主導権を握っていた。違うタイプの試合だったと思う。正直、試合の序盤はかなり満足のいくものだった。最高のプレーができた」とフェデラーのコメントが掲載されている。
「第2セットは鍵となる場面があった。圭はもう一度ギアを上げようとしていた。何とか勝てて終われたから、そのことはとてもうれしく感じている。今日はお互いが何度もいいショットを打つラリーがあった。この状態を明日も続けたい」
準決勝では、第13シードの
B・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。チョリッチは準々決勝で世界ランク51位の
M・エブデン(オーストラリア)をストレートで下しての勝ち上がり。
準決勝で顔を合わせる両者は4度目の対戦で、フェデラーの2勝1敗。今年のゲリー・ウェバー・オープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)決勝ではチョリッチに敗戦を喫している。
フェデラーは「彼(チョリッチ)は本当に自身のテニスを向上させている。コートへ向かい、かつてのショットよりクリーンにボールをとらえている。きっとタフな試合になるはず。彼は守りがいい。そして色んなコートに対応している」と述べている。
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