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男子テニスのロジャーズ・カップ（カナダ/トロント、ハード、ATP1000）は１０日、シングルス準々決勝が行われ、第２シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）は世界ランク２７位のＳ・チチパス（ギリシャ）に6-3, 6-7 (11-13), 4-6の逆転負けを喫し、２年連続のベスト４進出とはならなかった。

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昨年モントリオールで行われたロジャーズ・カップを制した２１歳のズベレフは、この日１９歳のチチパスから第２セットで２本のマッチポイントを握った。しかし、セットカウント１−１に追いつかれるとファイナルセットでは２度のブレークを許して２時間２７分で力尽きた。

男子テニス協会のATPには「今日は6-3, 5-3とリードし、サービング・フォー・ザ・マッチを迎えた。6-3, 6-3で終えるべきだったし、１時間半前に会見も終えていたはずだった。でも今はシンシナティへ向かうことになった。次の大会へ向けて、できる限りの準備をして、いいプレーをできるようにしたい。うまくボールをとらえられなかったし、いいプレーもできなかった。ほとんどが自分次第だった」とズベレフのコメントが掲載されている。

ズベレフは前週のシティ・オープン（アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500）で大会２連覇、今季３勝目をあげている。

１３日に開幕するW&Sオープン（アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000）で第３シードのズベレフは初戦の２回戦でＲ・ハーセ（オランダ）とＦ・クライノビッチ（セルビア）の勝者と対戦する。

一方、四大大会に次ぐグレードの「ATPマスターズ1000」で初のベスト４進出を果たしたチチパスは、準決勝で第４シードのＫ・アンダーソン（南アフリカ）と決勝進出を争う。

同日の準々決勝では第１シードのＲ・ナダル（スペイン）と世界ランク３８位のＫ・カチャノフ（ロシア）も４強入りした。

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