男子テニスのシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)は3日、シングルス準々決勝が行われ、昨年覇者で第1シードの
A・ズベレフ(ドイツ)が第7シードの
錦織圭を3-6, 6-1, 6-4の逆転で下してベスト4進出を果たし、2連覇へ前進した。
>>錦織らロジャーズ杯 対戦表<<>>錦織vsハーセ 1ポイント速報<<この日、ズベレフは錦織に第1セットを先取されたが、第2セットはリターンから攻撃的なプレーで攻め、第4ゲームから5ゲーム連取の猛攻でセットカウント1-1に追いつく。ファイナルセットは1ブレークに成功したズベレフがリードするも、雨による悪天候の影響で試合は2時間以上の中断。
再開後、集中を切らさなかったズベレフが1時間45分で錦織を振り切った。
男子テニス協会のATPには「最高だった。素晴らしい試合で、ベースラインからのレベルが高かった。お互い素晴らしいプレーだったから、準決勝へ進めてうれしい。これからの数日もいい日になってくれることを願う」とズベレフのコメントが掲載されている。
「圭は素晴らしい選手。去年も対戦したし、これまでも何度か対戦しているから、お互いのことはよく知っていた。最高の試合だったし、勝つためにはベストのプレーをするだけだった」
ズベレフは錦織を下したことで今シーズンの成績を39勝11敗とし、
D・ティーム(オーストリア)の38勝13敗を上回り、今季ツアー最多勝利をあげた。6日に発表される世界ランキングで現在の3位をキープするには決勝進出が条件。
四大大会に次ぐ「ATPマスターズ1000」で3勝を誇る21歳のズベレフは、準決勝で第10シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。19歳のチチパスは準々決勝で第3シードの
D・ゴファン(ベルギー))をストレートで下しての勝ち上がり。
もし準決勝でズベレフがチチパスに敗れると、
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が自己最高の3位へ浮上する。
準決勝へ向けてズベレフは「(チチパスを)正直あまり知らない。いつも年上の選手との対戦ばかりで、ジュニアの時も2歳違いだから彼はまだいなかった。いい試合で、面白い試合になればと願っている。今年彼は最高のプレーを続けている。自分は何も変わらない。コートへ立って勝つことを目指すだけ」
また、世界ランク832位の
A・マレー(イギリス)は疲労により同72位のA・デ ミナーとのシングルス準々決勝を棄権した。
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