男子テニスで世界1位の
R・ナダル(スペイン)は、2017年の勝利数で最多となる67勝でシーズンを締めくくった。
31歳のナダルは今季、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)と全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)など6大会でタイトルを獲得。特にクレーコートシーズンでは24勝1敗と圧倒的な強さを見せつけた。
シーズンが始まった時には世界ランキングは9位だったが、8月には2014年7月以来 約3年ぶりに世界ランク1位に返り咲くなど、けがから見事なカムバックを果たした。
2001年にプロ転向後、これまでにナダルがもっとも勝利をあげたのは2008年の82勝。このときは北京オリンピック(中国/北京、ハード)で金メダルを獲得し、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、 芝、グランドスラム)で初優勝を飾るなど全8大会で頂点に立った。
2017年シーズン、ナダルに次いで勝利数を記録したのは
D・ゴファン(ベルギー)で、57勝を記録。6月の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)3回戦では右足首を負傷し一時ツアー離脱を余儀なくされたが、アジアシーズンで2勝をあげ、Nitto ATPファイナルズでは準優勝を飾るなどキャリア最高のシーズンを送った。
ナダルとゴファンの後には、自身初のマスターズ優勝を含む5度のタイトルを獲得した
A・ズベレフ(ドイツ)の55勝、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)やウィンブルドンで優勝してナダルと同じく見事な完全復活を遂げた
R・フェデラー(スイス)の52勝、Nitto ATPファイナルズで初優勝を飾った
G・ディミトロフ(ブルガリア)の49勝と続いた。
2017年の勝利数、上位10選手は以下の通り。
(1)R・ナダル:67勝11敗
(2)D・ゴファン:57勝24敗
(3)A・ズベレフ:55勝22敗
(4)R・フェデラー:52勝5敗
(5)G・ディミトロフ:49勝19敗
(6)
D・ティーム(オーストリア):49勝27敗
(7)
R・バウティスタ=アグ(スペイン):48勝21敗
(8)
M・チリッチ(クロアチア):45勝23敗
(9)
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン):40勝16敗
(10)
D・シュワルツマン(アルゼンチン):39勝28敗
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