テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は10日、男子シングルス4回戦が行われ、第4シードの
R・ナダル(スペイン)は第16シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)に3-6, 4-6, 6-3, 6-4, 13-15のフルセットで敗れ、惜しくも6年ぶりのベスト8進出とはならなかった。
>>ウィンブルドン対戦表<<この日、ファイナルセットでハプニングが起きた。
第22ゲーム、サービスを打とうとしたナダルは主審へ声をかけた。それは、ナダルがサービスのポジションへ立った際、目に観客席のボードから反射した太陽の光が気になるということだった。
その後、ボードに布をかけて光を反射しないようにした警備員と観客に対し、ナダルは手を振って感謝を伝えた。
プレーが続行されてからは、勢いが衰えないミュラーに4時間48分におよぶ死闘の末に惜敗したナダルは「最高の試合ではなかったかもしれない。同時に、とてもやりづらい相手との試合でもあった。彼(ミュラー)のような選手との対戦では、なかなかリズムが掴めない」と試合後の会見で振り返った。
「タラレバを言うつもりはない。彼の方が少し勝利に値したんだと思う」
ナダルを破ったミュラーは、四大大会で2008年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)以来の8強入りを果たした。準々決勝では、第7シードの
M・チリッチ(クロアチア)と対戦する。チリッチは、4回戦で第18シードの
R・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
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