男子テニスで世界ランク33位の
F・クライノビッチ(セルビア)は6日に自身のインスタグラムを更新し、「ATPマスターズ1000」初の決勝進出を果たしたロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)を振り返った。
>>パリ・マスターズ 対戦表<<現在25歳のクライノビッチは今年1月にけがから復帰。今シーズンはチャレンジャー5大会で優勝すると、ロレックス・パリ・マスターズでは予選を突破。
1回戦で
杉田祐一にストレート勝ちしたクライノビッチは、2回戦で
S・クエリー(アメリカ)、3回戦で
N・マウー(フランス)。その後、世界ランク1位の
R・ナダル(スペイン)の棄権により思わぬ形で4強入り、準決勝は
J・イズナー(アメリカ)との死闘を制した。
決勝では第1セットを先取したが、Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)初出場がかかっていた
J・ソック(アメリカ)に逆転負けを喫し、惜しくもツアー初優勝とはならなかった。
クライノビッチは「持っているもの全てを出し切り、今週はたくさんの刺激を受けた。少し休んで、強くなって帰ってくる」とインスタグラムに綴っている。
もしクライノビッチが優勝していると、2001年のハンブルグ(現在はATP500)で予選から優勝した
A・ポルタス(スペイン)以来16年ぶりの予選勝者によるマスターズ制覇だった。
また、6日に発表された世界ランキングでクライノビッチは自己最高の33位へ浮上している。
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