女子テニスの天津オープン(中国/天津、ハード、インターナショナル)は14日、シングルス準決勝が行われ、世界ランク86位の
M・シャラポワ(ロシア)が第3シードの
ペン・シュアイ(中国)を6-3, 6-1のストレートで破り、復帰後初のツアー決勝進出を果たした。
>>フェデラーvsデルポ 1ポイント速報<<>>ナダルvsチリッチ 1ポイント速報<<この日、第1ゲームでブレークに成功する好スタートをきったシャラポワは、第9ゲームで再びペンのサービスゲームを破って第1セットを先取。
続く第2セットも第2ゲームで先にブレーク。シャラポワは、その後もキレのあるストロークでペンに挽回を許さず、ストレート勝ちをおさめた。
決勝では、世界ランク102位の
A・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。サバレンカは準決勝で元世界ランク5位の
S・エラーニ(イタリア)を下しての勝ち上がり。
現在30歳のシャラポワは、昨年1月に受けたドーピング検査で禁止薬物であるメルドニウムの陽性反応により当初2年間の出場停止処分を国際テニス連盟(ITF)から言い渡された。しかし判決を不服とし、スポーツ調停裁判所(CAS)に控訴した結果、15カ月の出場停止処分へ減刑。
そして、今年4月のポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、レッドクレー、WTAプレミア)で復帰。四大大会復帰戦となった全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)では
S・ハレプ(ルーマニア)らを破り、ベスト16へ進出する活躍を見せた。
元世界ランク1位のシャラポワは、これまで35大会で優勝している。


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