テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は6日、男子シングルス準々決勝が行われ、4年ぶり6度目のベスト4進出を果たした第1シードの
R・ナダル(スペイン)は試合後の会見で準決勝で対戦する第24シードの
J・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)について「とても良いプレーをしているのも事実だし、彼を止めるのも難しいはず。彼のフォアハンドはツアー最速だと思う」と警戒した。
>>ナダルvsデル=ポトロ 1ポイント速報<<>>全米OP対戦表<<この日は、19歳で世界ランク53位の
A・ルブレフ(ロシア)と対戦。ファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得したナダルは、6-1, 6-2, 6-2のストレートでルブレフを一蹴した。試合時間は1時間36分。
「とても良いプレーができた。彼は良いリズムで強いショットを打ちたがっていると思った。だから、時には高いボールやスライスを混ぜた。それが上手く出来たと思う。変化を付けて、リターンをアグレッシブに努めた。彼が今日はサービスの調子が悪かったのは分かった。それには助けられた。」
ノーシードから快進撃を見せたルブレフについては「彼は素晴らしい選手達を下して、とても良い戦いをしていた。この6カ月で彼はかなり成長したし、それはとても大切なこと。彼がこれを続けて成長したら、テニスというスポーツで最も大切なものへ挑戦出来るだろう。」
「良い人たちにも恵まれているし、練習もよくしている。情熱もあるし、とても良い青年。それはより良い選手になるためにも大切なこと。若くして成功をおさめても、より良い選手になる努力を続けなければならない。彼はそれをしているし、テニスとうスポーツにはそれがとても大切」と賛辞を送った。
準決勝で対戦するデル=ポトロには8勝5敗と勝ち越してはいるが、昨年のリオデジャネイロ・オリンピック(ブラジル/リオデジェネイロ、ハード)準決勝では逆転負けを喫している。
4年ぶり3度目の優勝まであと2勝に迫ったナダルは「サービスに集中して攻撃的なプレーが必要。彼に良い状態でフォアハンドを打たれたら、一貫の終わり。バックハンドにボールを集め、オープンスペースを作り出す必要がある」と準決勝に向けて気を引き締めた。
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