男子テニスのW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATO1000)は16日、シングルス2回戦が行われ、第1シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク29位の
R・ガスケ(フランス)を6-3, 6-4のストレートで下して初戦突破を果たし、4年ぶりの優勝に向け好発進した。
>>W&Sオープン対戦表<<今大会は上位シード勢が1回戦免除のため、ナダルはこの日が初戦だった。
第1セット、ストロークで優位に立ったナダルが第4ゲームで先にブレークに成功すると、1ブレークを守りきってこのセットを先取。
続く第2セットも勢いの衰えないナダルが第3ゲームで先にブレーク。その後もガスケに挽回のチャンスを与えず、ストレート勝ちをおさめた。
3回戦では世界ランク24位のA・ラモス=ヴィノラスと対戦する。ラモス=ヴィノラスは、2回戦で第16シードの
G・ミュラー(ルクセンブルグ)を逆転で下しての勝ち上がり。
ナダルは今季、全豪オープン(オーストリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で準優勝。その後は全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)で史上最多となる10度目のタイトルを獲得するなどクレー4大会で勝利をあげた。
また、
A・マレー(英国)と
R・フェデラー(スイス)が今大会を欠場したことにより、ナダルは次週発表の世界ランキングで約3年ぶりとなる1位の座に返り咲くことが決定している。
■関連ニュース■
・ナダル 世界1位返り咲きへ・ナダル 「本当に申し訳ない」・ナダル追うもカメラマン転倒