男子テニスのジャーマン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は27日、シングルス2回戦が行われ、第8シードの
D・フェレール(スペイン)は予選勝者の
F・デルボニス(アルゼンチン)に5-7, 3-6のストレートで敗れ、3年ぶりのベスト8進出とはならなかった。
この日、フェレールは第1セットで2度のブレークに成功し、5-1とリードしていたが、そこからデルボニスに6ゲーム連取を許し、このセットを落とす。第2セットも先にブレークしたのはフェレールだったが、流れをつかむことが出来ずに1時間45分で敗れた。
元世界ランク3位のフェレールは、昨年の6月まで約6年間にわたりトップ10をキープしていたが、その後は不振が続き、一時46位までランキングを落としていた。
フェレールはデルボニスとこれまで3度の対戦があり、いずれもセットを奪われたことがなかった。前週に行われたスキースター・スウェーデン・オープン(スウェーデン/バスタード、レッドクレー、ATP250)の1回戦でもストレートで勝利を飾っていた。その後フェレールは同大会で優勝し、1年9ヶ月ぶりのタイトルを獲得した。
勝利したデルボニスは準々決勝で第3シードの
K・カチャノフ(ロシア)と世界ランク46位の
A・ベデネ(スロベニア)の勝者と対戦する。
現在世界ランク81位のデルボニスだが、キャリアハイは33位の実力者。今シーズンのBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)4回戦で
錦織圭と対戦し、セットを奪う活躍を見せた。


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