男子テニスのジャーマン・オープン(ドイツ/ハンブルグ、レッドクレー、ATP500)は26日、第6シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)が予選勝者の
C・M・ステベ(ドイツ)とのシングルス2回戦で42本ものラリーの末にスーパーショットを披露して会場を沸かせた。
この日、第1セットを落としたシュワルツマンは続く第2セットの第8ゲーム、40-40で迎えたポイントで、両者は激しいラリーを展開。どちらも譲らない中、シュワルツマンが先に左右へ揺さぶりをかけ、ステベの体制を崩して前に出る。
その後、追いついたステベがストレートへパッシングショットを狙うが、そのボールをシュワルツマンが絶妙なタッチでネット際に落とした。
このポイントが決まった瞬間、シュワルツマンは両手を挙げて喜びを表現し、会場は歓声と拍手に包まれた。
このセットを取りセットカウント1-1としたシュワルツマンは、ファイナルセットでステベに1度もブレークチャンスを与えない試合を展開し、1-6, 6-4, 6-2の逆転で勝利を手にした。試合時間は2時間3分。
大会初のベスト8進出を果たした世界ランク38位のシュワルツマンは、続く準々決勝で
F・マイヤー(ドイツ)と対戦する。
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