テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は8日、男子シングルス3回戦が行われ、4年連続のベスト16進出を果たした第3シードの
R・フェデラー(スイス)が試合後の会見で「彼はきっと今、最高潮の時期にいるのではないか。毎回彼と対戦すると上達していると感じる」と、4回戦で対戦する第13シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)を警戒した。
>>ウィンブルドン対戦表<<この日、第27シードの
M・ズベレフ(ドイツ)を7-6 (7-3), 6-4, 6-4のストレートで下して4回戦進出を果たしたフェデラー。
同日には第2シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、前日には第1シードの
A・マレー(英国)と第4シードの
R・ナダル(スペイン)も16強入りを果たした。ビッグ4がウィンブルドンの2週目に残るのは、2011年以来6年ぶりのこと。
これに対し「素晴らしいが、驚いてはいない。みんな今週はどう戦うかを探っていただろう。特にアンディ(マレー)とノヴァーク(ジョコビッチ)は。そして彼等はそれを上手くやっていると思う」とフェデラー。
ウィンブルドンで歴代最多タイの7度タイトルを獲得するなど、芝での戦い方を熟知しているフェデラーに、サービスは重要か問うと「とても大切だと思う。サービスには集中力が必要。特に芝ではサービスが鍵になる」と自身の見解を述べた。
また、今大会では試合中の転倒など芝でのトラブルが相次いでおり、選手からも不満の声があがっているが、フェデラーは「(例年と)同じだと感じている。コートはちょっと滑りやすくなったと確かに感じる。特に、ベースラインの中心あたりは芝が剥げてしまっている。今日も1度滑ってしまった。でも安全ではないとは感じない」と話していた。
4回戦では、第13シードのディミトロフと対戦する。ディミトロフは、同日の3回戦で
D・セラ(イスラエル)の途中棄権により駒を進めている。
最後に「良いショット・メーカー。片手バックハンドの相手は、いつも少し違う試合感覚になる。なぜなら、スライスをより多用されるから。両手の選手より常に選択肢が2つになる」と、警戒していた。
フェデラーとディミトロフの試合は、10日のセンターコート第3試合に組まれた。
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