テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は9日、男子シングルス準決勝が行われ、第3シードの
S・ワウリンカ(スイス)が第1シードの
A・マレー(英国)との死闘を6-7 (6-8), 6-3, 5-7, 7-6 (7-3), 6-1のフルセットで制し、2年ぶり2度目の決勝進出を果たした。
>>ナダルvsティーム 1ポイント速報<<>>全仏OP対戦表<<第1セット、2015年覇者のワウリンカは第9ゲームでサービング・フォー・ザ・セットを迎えたが、土壇場でブレークバックを許した。タイブレークではセットポイントを握るも、マレーに芸術的なロブを決められるなどでこのセットを落とす。
その後、「レッツゴー!」と叫ぶマレーから第2セットを奪い、セットカウント1-1に追いついた。第3セットは序盤で3ゲームを連取したが、マレーの驚異的な鉄壁守備に屈してミスを犯し、第11・第12ゲームを連取された。
第4セットは両者1度もブレークを許さずタイブレークへ突入し、観客を味方につけたワウリンカがこのセットを取る。ファイナルセットは第1ゲームでブレークしたワウリンカが圧倒し、マレーとの4時間半を超えるフルセットマッチを制した。
決勝では、史上最多10度目の優勝を狙う第4シードの
R・ナダル(スペイン)と第6シードの
D・ティーム(オーストリア)の勝者と対戦する。
2015年以来2年ぶり2度目の優勝を狙うワウリンカは、準決勝まで1セットも落とすことなく勝ち上がっていた。
一方、マレーは2年連続2度目の決勝進出とはならなかった。
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