テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は31日、女子シングルス2回戦が行われ、第15シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)は予選勝者の
B・マテック=サンズ(アメリカ)に6-7 (5-7), 6-7 (5-7)のストレートで敗れ、3回戦進出とはならなかった。
>>錦織ら 全仏OP対戦表<<>>全仏OP女子対戦表<<この日、クヴィトバは第1セットの第1ゲームでブレークに成功するも、すぐにブレークバックを許す。その後はタイブレークに突入し、一時はリードしたクヴィトバだったが、逆転を許してこのセットを落とす。
続く第2セットでは序盤でリードを許すも、第6ゲームで追いつき、第1セット同様タイブレークへ。強気なマテック=サンズのプレーを前に最後はダブルフォルトを犯し、2時間6分で力尽きた。
試合後、クヴィトバとマテック=サンズは抱き合って互いを讃えた。
27歳のクヴィトバは、昨年12月20日に自宅でナイフを持った強盗に襲われ、その襲撃を防ごうとしたところ利き手の左手に大怪我を負った。その後はリハビリを重ね、5月上旬には約4カ月ぶりに練習を再開したことを報告。
今大会でツアー復帰を果たし、1回戦で
J・ボズラップ(アメリカ)を6-3, 6-2のストレートで下し、約5カ月ぶりの復帰戦で白星を飾っていた。
一方、勝利したマテック=サンズは3回戦で第23シードの
S・ストーサー(オーストラリア)と対戦する。ストーサーは、同日の2回戦で
K・フリッペンス(ベルギー)をストレートで下しての勝ち上がり。
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