女子プロテニス協会のWTAは20日、これまで2度ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)を制した世界ランク11位の
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が自宅に押し入った強盗に襲われ、ナイフで利き腕の左手を負傷したと発表した。
レポートによると、20日の早朝にその男はビルの作業員を装いクヴィトバのアパートへ入っていった。クヴィトバはその男からの襲撃を防ごうとしたが、左手にかなりの怪我を負ったとのこと。その強盗はいまだ逮捕されていない。
クヴィトバは自身の公式フェイスブックに以下のような声明を出している。
「これまで心暖まるメッセージをくれたことに感謝しています。もう知っているかも知れませんが、今日私のアパートにナイフを持った男が押し入ってきました。自分自身の身を守ろうとした時、左手に酷い怪我を負ってしまいました。恐怖に怯えましたが、幸いなことに生きています。」
「怪我は酷いもので、専門家に診てもらう必要があります。でも私のことを知っていれば分かると思いますが、私は強い人間でこの出来事とも戦っていきます。皆さんからの愛情と応援には本当に感謝していますし、治療に専念したいのでしばらくの間はプライバシーを尊重してもらえると嬉しく思います。」
19日にクヴィトバは、2017年のシーズン開幕と同時に出場を予定していたホップマン・カップ(オーストラリア/パース、ハード、ITFイベント)を、右足の疲労骨折を理由に欠場することを発表していた。
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