テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、女子シングルス1回戦が行われ、第15シードの
P・クヴィトバ(チェコ共和国)が
J・ボズラップ(アメリカ)を6-3, 6-2のストレートで下し、昨年12月の強盗事件から約5カ月ぶりの復帰戦で見事白星を飾った。
>>錦織ら全仏OP対戦表<<>>全仏OP女子対戦表<<この日、クヴィトバはボズラップに与えた3度のブレークチャンスを全てしのぎ、自身は3度のブレークに成功。力強いストロークで圧倒し、1時間13分で勝利を手にした。
勝利の瞬間、クヴィトバは感極まり、手を口にあてて涙を浮かべているようだった。
27歳のクヴィトバは、昨年12月20日に自宅でナイフを持った強盗に襲われ、その襲撃を防ごうとしたところ利き手の左手に大怪我を負った。その後はリハビリを経て、5月上旬には約4カ月ぶりに練習を再開したことを報告していた。
昨年11月に行われた国別対抗戦のフェドカップ決勝戦 チェコ共和国 対 フランス(フランス/ストラスブール、室内ハード)以来の公式戦復帰となった世界ランク16位のクヴィトバは、2回戦で
E・ロディナ(ロシア)と予選勝者の
B・マテック=サンズ(アメリカ)の勝者と対戦する。
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