テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、第18シードの
N・キリオス(オーストラリア)が
P・コールシュライバー(ドイツ)を6-3, 7-6 (7-4), 6-3のストレートで下し、3年連続4度目の初戦突破を果たした。
>>錦織vsシャーディ1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この日、元世界ランク16位のコールシュライバーを1時間51分で退けたキリオスは、試合後の会見で「(今年は)クレーであまり試合をしていなかったから、少し自信がなかった。ドローを見た時、厳しい試合だと思っていた。彼(コールシュライバー)は長年ツアーにいるし、どうやって試合に勝つかを知っている選手」と明かした。
前週のリヨン・オープン(フランス/リヨン、レッドクレー、ATP250)で初戦敗退を喫した世界ランク19位のキリオスは、クレーコートについて「走るのはあまり好きではない。それがまず1つ。あと、靴が汚れるから好きではない。好きなのは、時にはポイントが面白くなる。得意なサーフェスだとは思わない」と述べた。
現在のコーチである
S・グロージャン(フランス)については、以下を語った。
「もしトップ5へ行きたいと思ったり、グランドスラムで上へ勝ち上がりたいと思ったら、それに必要なアドバイスをしてくれるような人が後ろにいる必要があるかもと思った」
「皆からは、その実力があると言ってくれる。だから、それを実現するための助けが必要だった。昨年は準備が出来ていなかったと思う。ただ毎日テニスを楽しんでいたら(2016年に)世界13位になっていた。今は真面目に考える時だと思う。彼(グロ-ジャン)は世界3位までいった選手で、十分な経験もある」
また、20歳の
A・ズベレフ(ドイツ)がBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)決勝で世界ランク2位の
N・ジョコビッチ(セルビア)を下してマスターズ初優勝を飾ったことについては「一生懸命練習していた彼(ズベレフ)を祝福したい」とコメント。
今大会の前にクレー3大会連続で優勝した
R・ナダル(スペイン)にキリオスは「これまでにないくらいクレーで他を圧倒している」と絶賛。
ナダルに続いて好調の
D・ティエム(オーストリア)については「ローマでラファ(ナダル)を倒す活躍を見せた。でも次の試合では、彼(ティエム)は肉体的にも精神的にも生気を失っていた。正直、ジョコビッチに勝つだろうと思っていた」
「ナダルはこの大会で、誰よりも心配がない選手だろう。加えて5セットマッチは彼に合っている。彼は自分が負けないと分かっている。
A・マレー(英国)は世界1位で、他の誰よりも3倍くらいのポイントがある。この1大会だけで、すぐに状況が変わるとは思えない」
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