テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、男子シングルス1回戦が行われ、21歳の
T・コキナキス(オーストラリア)に苦戦するも4-6, 6-1, 6-4, 6-4の逆転で下して3年連続6度目の初戦突破を果たした第8シードの
錦織圭が、試合後の会見で「反省点はいっぱいあるので、直していかなければいけないところは正直ある」と振り返った。
>>錦織vsシャーディ1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<「出だしは左右に振り回され、あまりいい状態ではなかった」
この日、コキナキスに11本のサービスエースと41本のウィナーを決められた錦織は「苦労はしましたけど、最後の方はやっと良くなり出した。(コキナキスの)フォアも強烈だったので、それを打たせてしまったのは良くなかったです」とコメント。
第3セットも先にブレークされる嫌な流れから、得意のフォアハンドやドロップショットを決めて徐々にペースを掴んで3時間1分で逆転勝ちし「やっと後半でリズムを掴み始めてきた。最後は自分から打っていけた」と錦織は手応えを得ていた。
2回戦は、今年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でも対戦した世界ランク74位の
J・シャーディ(フランス)と顔を合わせる。両者は今回が8度目の対戦で、錦織の5勝2敗。
また、対戦の可能性があった第9シードの
A・ズベレフ(ドイツ)と第27シードの
S・クエリー(アメリカ)が初戦で姿を消したことについては「目の前のことで精一杯」と口にした。
「(体力面は)まだ1試合目なので全く問題ないですけど、手首が再発しないことを祈りつつやりたいと思います」
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