テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は29日、男子シングルス1回戦が行われ、世界ランク77位の
杉田祐一は第25シードの
S・ジョンソン(アメリカ)に3-6, 3-6, 7-6 (7-4), 7-6 (7-3), 3-6のフルセットで敗れ、四大大会初勝利とはならなかった。
>>錦織vsコキナキス 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<前日に行われていたこの試合、2セットダウンまで追い込まれた杉田だったが、続く第3セットをタイブレークの末に制し、第4セットでもゲームカウント4-2とリードした時点で、日没により翌29日へ順延となっていた。
この日、第4セットの第7ゲームから試合再開となり、両者サービスキープが続いていたが、第10ゲームでジョンソンにブレークバックを許してゲームカウント5-5に。
第12ゲームではジョンソンにマッチポイントを握られるが、しのいでタイブレークへ突入。先にミニブレークに成功した杉田が取りきり、勝敗をファイナルセットへ持ち込む。
その後、ファイナルセットの第3ゲームでブレークされた杉田は、果敢に攻めるも世界ランク26位のジョンソンのサービスを破ることが出来ず、2日間に及んだ試合に終止符が打たれた。
今回、グランドスラム初の本戦ストレートインだった28歳の杉田は、4月のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)の予選決勝で敗れるも、
錦織圭が右手首の負傷で欠場したため、ラッキールーザーとして本戦に出場。
1回戦で元世界ランク5位の
T・ロブレド(スペイン)、2回戦で第9シードの
R・ガスケ(フランス)、3回戦で第7シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)を破る快進撃で、ATP500で初のベスト8進出を果たす活躍を見せた。
四大大会では、2014年のウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)で予選を突破し初の本戦出場を果たしたが、
F・ロペス(スペイン)にストレートで敗れて1回戦敗退。
2015年のウィンブルドンと2016年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)でも予選を突破するが、いずれも1回戦で敗れており、未だグランドスラムで勝利に至っていない。
一方、勝利したジョンソンは2回戦で
B・チョリッチ(クロアチア)と
M・ブルグ(フランス)のどちらかと対戦する。
前日の1回戦では、予選勝者の
ダニエル太郎が世界ランク164位の
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)をストレートで破って初戦突破。
第8シードの錦織圭は、1回戦で
T・コキナキス(オーストラリア)と対戦する。
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