テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランク90位の
奈良くるみがワイルドカードで出場の15歳 A・アニシモバ(アメリカ)に3-6, 7-5, 6-4の逆転で勝利し、4年連続の初戦突破を果たした。
>>錦織ら全仏OP対戦表<<>>全仏OP女子対戦表<<この日、力強いアニシモバのストロークに押された奈良は、1度もブレーク出来ずに第1セットを落とす。
続く第2セットでもアニシモバにリードを許した奈良だったが、第5ゲームでこの試合初のブレークに成功。その後はブレーク合戦となり、両者譲らず接戦となったが、第11ゲームで奈良がこのセット4度目のブレークに成功すると、続く第12ゲームでキープし、勝敗をファイナルセットへ持ち込む。
その後、ファイナルセットでは動きが鈍くなったアニシモバのミスを誘い、チャンスをものにした奈良が引き離し、勝利を手にした。
2回戦では、第10シードの
V・ウィリアムズ(アメリカ)と
ワン・チャン(中国)の勝者と対戦する。
25歳の奈良は、過去の全仏オープンで2回戦進出が最高成績。グランドスラムでは、2013年の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)と2014年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で3回戦へ進出している。
今年1月の全豪オープンでは、本戦へストレートインとなるも、1回戦で
S・ボーゲル(スイス)に逆転負けを喫して2年連続の2回戦進出とはならなかった。
一方のアニシモバは現在ジュニアランキング4位の有望選手で、今大会はワイルドカードを獲得してグランドスラム初の本戦出場だった。
同日に行われた男子シングルス1回戦では、予選勝者の
ダニエル太郎が
J・ヤノヴィッツ(ポーランド)をストレートで下して2回戦へ進出。
杉田祐一は第25シードの
S・ジョンソン(アメリカ)と対戦する。
■関連ニュース■
・奈良 イケメンは「ゴンサレス」・奈良 元1位ヒンギスに完勝・奈良くるみ 笑顔で本戦入り