男子テニスのバンク・エリック・ストゥルザ・ジュネーヴ・オープン(スイス/ジュネーヴ、レッドクレー、ATP250)は26日、シングルス準決勝が行われ、予選勝者の
M・ズベレフ(ドイツ)は第2シードの
錦織圭を6-4, 3-6, 6-3のフルセットで下し、ツアー初優勝まであと1つとした。
>>錦織ら全仏OP対戦表<<>>ジュネーヴOP対戦表<<この試合、序盤から錦織と激しい打ち合いを繰り広げたズベレフは、4度のブレークに成功して2時間16分の接戦をものにした。
ツアー初の決勝では、第1シードの
S・ワウリンカ(スイス)と対戦する。ワウリンカは、準決勝で世界ランク85位の
A・クズネツォフ(ロシア)をストレートで下しての勝ち上がり。
29歳のズベレフは、男子テニス界期待の若手である
A・ズベレフ(ドイツ)の実の兄。ミスの少ない堅実なストロークとサーブ・アンド・ボレーを武器としている。
今季は、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)で
A・マレー(英国)や
J・イズナー(アメリカ)らを破る快進撃を見せて四大大会初のベスト8へ進出し、ブレーク。2月には、世界ランキングで自己最高の30位を記録した。
一方、敗れた錦織は、ブリスベン国際(オーストラリア/ ブリスベン、ハード、ATP250)、アルゼンチン・オープン( アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)に続く今季3度目の決勝進出とはならなかった。
また、同日には全仏オープンの組み合わせが発表され、第8シードの錦織は初戦で
T・コキナキス(オーストラリア)と対戦することが決まった。
上位シード勢が順当に勝ち進むと、3回戦で第27シードの
S・クエリー(アメリカ)、4回戦で第9シードのA・ズベレフか第22シードの
P・クエバス(ウルグアイ)、準々決勝で第1シードの王者マレーと顔を合わせる組み合わせ。
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