男子テニスツアーのハッサン2世グランプリ(モロッコ/マラケシュ、クレー、ATP250)は14日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク53位の
J・ヴェセリ(チェコ共和国)が第5シードの
P・ロレンジ(イタリア)に3-6, 6-3, 7-6 (7-5)の逆転で勝利し、約1年ぶりにツアー大会でベスト4進出を果たした。
この試合、第1セットを落としたヴェセリだったが、続く第2セットでファーストサービスが入った時に84パーセントの確率でポイントを獲得してセットカウント1-1に。
その後、ファイナルセットのタイブレークを接戦の末に制し、2時間20分で勝利を手にした。
準決勝では、世界ランク79位の
B・チョリッチ(クロアチア)と対戦する。
現在23歳のヴェセリは、2015年のハイネケン・オープン[現ASBクラシック](ニュージーランド/オークランド、ハード、ATP250)で予選から勝ち進みツアー初優勝。昨年のモンテカルロ・ロレックス・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では2回戦で
N・ジョコビッチ(セルビア)を破る金星をあげた。
しかし、以降は思うような結果を残せておらず、今回は昨年のハッサン2世グランプリ以来のツアー4強入りとなった。
また、同日の準々決勝では第3シードの
P・コールシュライバー(ドイツ)と第6シードの
B・ペール(フランス)がベスト4へ進出した。
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